どうも、Trickster社の園部です。
前回はビジコンの開催した理由などを書き、少しその起業家の実態にも触れさせてもらいました。

2次審査の前に起業家をサポート!メンター制度とは!?

そもそも、今回のABIC2016の特徴として挙げられる一番すごいところは、メインスポンサーであるDMM. Africaさんが、各国の2次審査の前、そして決勝大会の前の時期に、各1週間ずつ五名もの人数でメンターシップ期間を設けてくれたことになります。僕は大会準備などで一緒に巡業をしていましたので、つまりは1か月以上の出張を共にしていました。

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だからこそ、二次審査ではその起業家の人間性や、本気さを見ることができました。

正直言って驚いたのは、時間を守ることです。

数多くの人たちと直接会って一人ずつ十分な時間をとって面談をするため、スケジュールはきつきつです。時間のルーズさに苛立たされることには散々経験を積んでいる僕は同じ時間にアポを入れたり、集合時間を早めに伝えたりと工夫を凝らしました。

しかし、上記の通り、みんな時間通りにくるのです。
渋滞を考慮して早く着きすぎる人も少なくなかったです。
それだけでも、この記事を読んでいるアフリカ関係者の人はいま驚いてくれているんではないでしょうか?(笑)

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ABICを通じて感じたアフリカ5ヶ国の違い!

今回のビジコンでは、5か国(タンザニア、ケニヤ、ルワンダ、ザンビア、ジンバブエ)の違いをまざまざと感じる場面もよくありました。

一番顕著なのは、やはりビジネスアイデアの志向と、その背景にある国の意思や教育だったように思います。ざっくり書くと、先進的でなにかをITを組み合わせて”より”便利な社会を作ろうというケニヤ。ITの方向に向かっている途中だけど、同時に小規模農業を推進している国の意思が露骨に反映されたルワンダ。自由な発想で、必死さは低めのザンビア。人の優秀さは圧倒的だがリーダーシップや起業家が育つ余裕はまだ見えないジンバブエ。いまいち掴みようはないが自分が起業家であり成功する根拠のない自信はたっぷりなタンザニア。

という印象でした。めっちゃ主観的なので、批判はご勘弁を!

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共通点としては、これが生きるための選択肢であること。賞金が目当てというよりも、これで投資を得るのだ、という意思。簡単には出資してもらえない、借入できない状況である。

結局のところ、なんでそんなにビジコンに必死な人が集まるのか、というと、彼らにとってビジコンは頭の体操やスキルアップ云々ではなく、これが生きるために拓いていかないといけない道だからなんです。

賞金は1~3位までしか出ず、それに選ばれることは困難だとみんなわかっています。でも、少しでもメンター期間中にアピールをすることで、大会とは別に投資をしてもらうきっかけを作ることができるかもしれない、なにか日本と協業できることがあるのかもしれないと信じて、真剣に挑んでくれるんです。これは嬉しい反応でした。

アフリカには個人事業主のような形態の人は多く存在します。中間層の被雇用者でも、車を買ってドライバーを雇ったり、小さいお店を持ったり土地を買ったりします。

でも、なにかイノベーションを興そうとしたときに、投資をしてくれる人を見つけることは非常に困難です。さらには銀行からの借り入れなど、金利が高すぎて話になりません。

そういう意味でも、今回のABICはイベント・大会というよりも、人生を懸けた生き様を見ることができたと思っています。

第3回はここまでです!
次回もよろしくお願いします。

園部