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鳥取再資源化研究所は、2017年5月、モロッコのアガディール市に現地法人「Tottori Resource Recycling Morocco S.A.R.L」を設立しました。水資源の持続的な活用が課題となっているモロッコの農業生産者向けに、節水と収量増大を同時に実現できる”多孔質発泡ガラス『ポーラスα®』を活用した土壌改良材”を販売することで、モロッコにおける持続可能な農業への貢献を目指します。

水資源の活用が課題!モロッコにおける農業の現状!

アフリカ南西部に位置するモロッコ王国は、国土面積は日本の約1.2倍に当たる44.6万平方キロメートルで、人口
は3,392万人です。地理的に隣接するヨーロッパと結びつきは深く、欧州企業が自動車や鉄道・航空機部品などの工場を増やしています。

モロッコの主な産業は鉱業と農業です。鉱業では埋蔵量世界1位のリン鉱石が、農業ではオリーブ、サイザルなどが有名です。特にモロッコにおいて農業は、国内総生産(GDP)の13.1%、水資源利用の80~90%を占める重要なセクターとなっています。モロッコの野菜生産の中心であるスス・マッサ地域は、全野菜生産量の69%、輸出向け野菜生産量の82%を占めると言われています。

一方で、モロッコ南部、大西洋岸に位置しているスス・マッサ地域は、年間降水量は300mmと少なく、地下水に大きく依存しています。今後はさらに、気候変動の影響により同国の降水量が205 年までに最大50%減少すると予測されていま。水資源の持続可能な活用は、モロッコの将来にわたった経済発展・農業生産にとって極めて重要な課題となっています。

現地法人設立で、モロッコの持続可能な農業に貢献!

鳥取再資源化研究所は、モロッコ南西部の都市アガディール市にて多孔質発泡ガラス『ポーラスα®』を販売する現地子会社「Tottori Resource Recycling Morocco S.A.R.L」を設立しました。

同社は、2015年6月より国際協力機構(JICA)の中小企業海外展開支援普及・実証事業「モロッコ国乾燥地節水型農業技術普及・実証事業」を通じて、スス・マッサ地方にて乾燥地節水型農業技術の実証を行っており、『ポーラスα®』を土壌に鋤き込むことで、灌水量を約50%削減しながら収量増加を実現しています。

『ポーラスα®』はリサイクルガラスを主原料とした多孔質ガラス発泡体です。多数の小さな空間を有しており、土壌と混合することで、土壌の保水性と通気性が向上します。これにより節水と収穫量の拡大を同時に実現し、降水量が減少した場合でも農業の継続が可能となります。

その他にも鳥取再資源化研究所は、これまでに日本貿易振興機構(JETRO)や鳥取県の支援を受けながら第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)やモロッコ国際農業見本市に出展するなど、モロッコにおける農業分野の水資源の効率的な利用ニーズに対する『ポーラスα®』の市場導入可能性を検討してきました。

鳥取再資源化研究所は子会社を通じて、農業生産者に『ポーラスα®』を活用した土壌改良材を提供します。現地に根差した形でソリューションを提供しながら、モロッコの持続可能な成長への貢献を目指します。


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