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こんにちは。国際協力NGOダイヤモンド・フォー・ピース(DFP)の村上千恵です。私たちは、西アフリカのリベリア共和国でフェアなダイヤモンドを実現するために活動を始めました。プロジェクトを本格的に開始するにあたり、現在クラウドファンディングに挑戦しています。今日はそのお話を少し聞いて頂けたら嬉しいです。

なぜダイヤモンド!?そこに隠された物語を知る。

2008年、私は当時の婚約者から婚約指輪をもらいました。自分で選んでオーダーしたものだったので、とっても気に入り、ダイヤモンドに興味を持ったのです。「きっとキラキラした楽しいストーリーがあるに違いない❤」とワクワクしてダイヤモンドについて調べてみたところ…

ダイヤモンドを販売した資金で武器を購入するなど、アフリカで紛争や内戦の資金源になっていること、911のテロの資金源になっていた可能性が高いこと、鉱山やカット工場で子どもが働いていること、大人であっても強制労働をさせられ、極端な低賃金で働かされていることなどの報道や記事をたくさん見つけてしまったのです。

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それらの情報は英語で書かれているものがほとんどで、日本語の情報は出回っていませんでした。つまり、自分を含め日本の消費者はそのような問題を知らず、婚約・結婚・お祝いという人生のハレの日に、誰かの血や涙を流して採掘・カット・加工されたかもしれないダイヤモンドを呑気に贈り、喜んでいることを知ってしまい、衝撃を受けました。

その後、私の心の中では葛藤がありました。このまま知らない振りをしていてもいいんじゃないかという自分と、こんな衝撃の事実を知り放っておいていいのかと問う自分。放っておかないとしたら、一体自分には何ができるのだろうか?

この問いに答えを出すのに3年程かかりました。国際協力の仕事をしていた私は、空いている時間に様々な情報を集め続けた結果、ようやく一つの方向性が見えてきたのです。それは、最近チョコレートやコーヒーで知られるようになったフェアトレードの手法を、ダイヤモンドに応用できるのでは、という方向性です。私は、この問題を知ったのも何かの縁かもしれない、知ってしまった責任というのもあるのでは、と思うようになっていました。

ダイヤモンドが重要な産業!リベリアと運命の出逢い!

ダイヤモンド原石の産出国は世界各地にあり、産出量だけを見ると、ロシアやオーストラリアなどの大きな資源国が世界の産出の大部分を占めていますが、アフリカの開発途上国、なかでも西アフリカの国々でダイヤモンドは重要な産業となっています。そんな西アフリカの国のひとつ、リベリア共和国で、ダイヤモンド・フォー・ピースは主に活動を行っています。

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2014年5月、リベリアで鉱山省副大臣に会い、一緒にやりましょうという約束を取り付けたことをきっかけに、日本でダイヤモンド・フォー・ピースを設立しました。その秋にエボラ出血熱が大流行し、人々の命を守ることが先決だと思った私たちは、まずエボラ緊急支援活動を行いました。ようやくエボラがおさまったのが2016年、それから私たちは自分達が本来しようとしていた活動に着手しました。

とはいえ、リベリアではそんな簡単にプロジェクトを開始することはできません。リベリアに現地法人を持たずに勝手に活動すると、スパイ行為を行っているのではないか?と疑われることにもなります。そのため私たちは、①プロジェクトの内容を設計するための前段階として、現地の手掘りダイヤモンド採掘の実態を調査し、②現地NGOを立ち上げました。

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Chie Murakami
特定非営利活動法人ダイヤモンド・フォー・ピース代表理事。住んだことのある国は、アメリカ、ハイチ、ラオス、ケニア。一番好きな国はナミビア。好きな食べ物はロブスターとお寿司。