70歳以上の全ての高齢者へ老齢年金を給付する社会保障プログラムが始まった(Universal Pension)。タンザニア沖に浮かぶザンジバルで実施されるこの試みは、東部アフリカでは始めてのケース。

受給要件は年齢のみで、保険料の支払いは不要。全ての高齢者が月額9タンザニアシリング(1,000円相当)を受給する。

現在、ザンジバルには60歳以上の高齢者が約60,000人の居住しており、2005年と比較して11,000人の増加傾向にある。

一方、多くの人々はインフォーマル経済で生計を立ててきており、社会保障基金(Zanzibar Social Security Fund)の受給資格を有していないことが課題となっていた。

今回の給付によって、高齢者の保健サービスへのアクセス、貧困削減が期待されており、今後、プログラムのインパクト評価を通じて効果が検証されることとなる。


HelpAge. 2016. Zanzibar’s new universal pension the first of its kind in east Africa
BBC. 2016. Zanzibar’s pioneering pension scheme.

記事提供元:ザンジバルで全ての高齢者に老齢年金を給付、東部アフリカで初The Povertist
Cover Image Photo credit:
Georgie Pauwels via Visual Hunt / CC BY


Povertist

The following two tabs change content below.
Ippei Tsuruga
The Povertistの編集長。アジアやアフリカでの開発援助業務に従事する貧困分析・社会政策のスペシャリスト。国際労働機関(ILO)児童労働撤廃プログラムインターンの後、国際協力機構(JICA)入構。アフリカ部ケニア、ソマリア、ナイジェリア国担当、研究所リサーチオフィサー、研究調整者、副調査役を経て、アメリカ事務所駐在員。現在は、ILOで開発途上国の貧困層に対する社会保障制度設計に従事している。香川大学法学士、英国サセックス大学開発学研究所貧困と開発修士。