NBAとSEEDプロジェクトは、将来有望なエリートバスケットボール選手育成を目的とした”NBAアカデミー・アフリカ”を、アフリカで初めて西アフリカのセネガルに設立したと2017年5月4日に発表しました。また今秋にはサリー(Saly)に2つ目の施設を建設する予定で、アフリカでのバスケ選手育成と人気向上を目指します。
NBA、世界規模でのエリートバスケ選手の育成をスタート!
アメリカの男子プロバスケットボールリーグであるNBA (National Basketball Association)は2016年、将来が有望視される男女選手の育成を目指し、世界規模でのエリートバスケットボール選手育成構想を発表しました。各トレーニングセンターには、NBAが養成した指導者が常駐し、コート内外でエリート選手の育成を行います。
その第1弾として2016年に中国の済南、杭州、ウルムチでNBAアカデミーが設立されたのを皮切りに、オーストラリアのキャンベラやインドのデリーなど世界各地で設立されています。
バスケの強豪国セネガルにアフリカ初のNBAアカデミーが設立!
西アフリカに位置するセネガルは、これまでアフリカ選手権優勝5回を誇るアフリカバスケ屈指の強豪国です。日本の高校・大学にバスケ留学しているセネガル人も多くいます。アフリカ大陸で初となるNBAアカデミーは、セネガルのティエス(Thies)州に設立されました。また今秋にはサリー(Saly)にも新たな施設を設立される予定です。
今回設立された”NBAアカデミー・アフリカ”は、カメルーン、コンゴ、ケニア、モロッコ、モザンビーク、ナイジェリア、コートジボワール、タンザニア、ウガンダ、セネガル、南アフリカの16歳以下の選手を対象としたジュニアNBAプログラムなどを含む既存の青少年育成イニシアティブに基づいて設立されました。
アフリカ大陸全体で、トップクラスの男女選手の育成を目指す同センターでは、NBAレベルの指導者によるエリート・レーニングを提供します。またバスケットボールを通じて、教育、心の形成、リーダーシップ要請プログラムを実施しているセネガルの非営利団体であるSEEDプロジェクトと共に教育プログラムも提供されます。
今後、NBAアカデミー・アフリカではスカウティングプログラムを早々に開始し、12名の男子選手を選抜します。選ばれた選手に奨学金を支給し、NBAアカデミー・アフリカでトレーニングが行われる予定です。