ケニアが子どもの観光ビザを無料化!サファリも値下げし、観光産業の再興を目指す。

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ケニア共和国のウフル・ケニヤッタ大統領は12日、2016年2月1日より16歳以下の子どもを対象に観光ビザの料金を無料にすることを発表したと複数のメディアが報じました。治安の影響で主要産業である観光業が低迷しており、外国人旅行者(特に家族連れ)を取り込む狙いがあります。

ケニアにとって観光産業は重要な外貨稼ぎの手段であり、年間で約10億米ドルを得ていると言われています。動物王国と名高いケニアには、多様な野生動物が暮らす国立公園が数多く存在しており、ケニアでのサファリは世界でトップクラスの人気を誇ります。また沿岸部にはモンバサやマリンディなどリゾート地帯が広がっています。

しかし、ケニアはここ数年で大規模なテロが相次いだことで、観光客が激減しています。2013~2015年の2年間でケニアを訪れる観光客は25%も減少しており、観光依存度が高い沿岸部では特に大きなダメージを受けています。

ウフル・ケニヤッタ大統領は16歳以下の子どもの観光ビザの無料化を2月から始めることによって、大型連休が増える3~4月に向けて多くの家族旅行者を獲得したいと考えています。現在、ケニアの観光ビザ発給の費用は、マルチビザで100USドル(約12,000円)、シングルビザで50USドル(約6,000円)かかります。

同時に主要な観光地である国立公園の外国人向け入園料を、90USドル(約10,800円)から60USドル(約7,200円)に値下げする旨も発表しており、国を挙げて観光産業の再興を目指します。

サブサハラ以南アフリカでは、観光産業は急激に成長している分野の1つです。1990年には1,740万人だった外国人旅行者は2014年には6,350万人と過去15年で4倍に増えています。


今年の夏の家族旅行はケニアで決まり!?

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参照元:Telegraph, Traveller24
Photo credit: ViktorDobai via VisualHunt.com / CC BY-NC(写真はイメージです)

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