モバイルマネーを活用した新サービスが続々と誕生!
当初、アフリカ地域でのモバイルマネーの使用目的は、通話料のチャージや個人間の送金でした。今回の最新データでは、料金の支払いや店舗での支払い、国際送金などモバイルマネーの活用が広がっていることが明らかになりました。これら新たな「エコシステム決済」の取引高は2014年から2016年にかけて約4倍も増加し、モバイルベースの料金支払いの額が大きく増加したことも影響し、現在では全モバイルマネー取引の約17%を占めています。
またモバイルを活用した様々な金融サービスも提供されています。例えば保険サービスは17カ国で60サービスがあり、貯蓄サービスは10カ国で18サービスが存在しています。クレジットサービスも増加しており、とりわけ有名なのが2012年にローンチされたケニアの”M-Shwari”と2014年にローンチされたタンザニアの”M-Pawa”です。現在、この2カ国に加え、カメルーン、ガーナ、マラウイ、ナイジェリア、ルワンダ、セネガル、ウガンダ、ザンビア、ジンバブエの計11カ国で39サービスが展開されています。
その他、モバイルマネーは他産業にもサービスを拡大しています。例えば、東アフリカではモバイルマネーを通じて割賦購入できる家庭用ソーラー発電キット”M-KOPA”が、2017年4月に50万世帯への導入を達成しました。またコートジボワールでは、2015-2016年の1年間の学校登録料を支払ったセカンダリースクール生の割合が99.3%に上りました。この様にモバイルマネーを活用した様々なサービスが、アフリカの至る所で誕生しており、生活に密着したサービスとなっています。
GSMAの最新報告書「サハラ以南アフリカ地域におけるモバイルマネーの状況(The State of Mobile Money in Sub-Saharan Africa)」は、こちらからダウンロードできます。
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- 記事提供元:SUB-SAHARAN AFRICA DRIVING GLOBAL MARKET FOR MOBILE MONEY(Press Release)
- ALL Photo by: The State of Mobile Money in Sub-Saharan Africa
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