【イベントレポ】ベナンで浴衣づくりに挑む女性起業家の話〜アフリカビジネスラボVol.13〜

ベナン人が大好き!でも価値観の違いに苦労することも……

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縁あってベナンに赴任して以来、どっぷり現地に浸かっている川口さん。彼女がベナンに魅了された一番の理由は、ベナン人の底抜けのやさしさでした。

川口さん「ベナンの人たちって、バカが付くぐらいやさしいんですよ。たとえば仲間がお金に困っていたら、自分が借金をしてまでお金を援助してあげるなんてこともあって。最初は『なんでそこまでするの?』って疑問に思ってしまったけど、だんだんとその価値観に惹かれていきました。

そんな影響もあるのかもしれませんが、私がシェリーココを継続しているのも、ビジネスをしたかったからじゃなくて、大好きなメメとそのお母さんが困っていたから、自分にできることをしたいと思っただけなんですよね。日本の友達が失恋して泣いていたら、合コンをセッティングしてあげるのと同じ感覚というか」

「ベナンが好き、ベナン人が大好き」と話す川口さんですが、やっぱり文化の違いに苦労することも、少なくないのだとか。

川口さん「この夏の各所での催事に向けて、現地の職人さんを2人から5人に増やしたんです。新たに仲間入りした3人は、日本人向けの商品製作に慣れていないので、クオリティを担保するのに苦労していて……。縫い目が曲がっているところをやり直してほしいとお願いすると、やり直してくれるものの相変わらず曲がったまま」

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川口さん「2回目、3回目のやり直しを要求すると、『私はこの出来で満足しているから』と言われてしまうんです。やり直したからって、その分報酬が発生するわけじゃないんですが、日本で販売できるクオリティにもっていかないと意味がないので……。初期から関わっている2人の職人が、どれだけがんばってくれているのかが身にしみました。2人には感謝しかないですね」

頭を抱えてしまうことがあっても川口さんがシェリーココを続けているのは、大好きなベナンの仲間たちの笑顔を守りたいから。彼女にとってベナンの仲間たちは家族と変わらない、かけがえのない存在だということが、ひしひしと伝わりました。

川口さん「どんなに辛くても、彼らが生きている限り、私はこのビジネスをやめないだろうと思っています。目の前の人の笑顔を守ることが私のモチベーションで、彼らがいるからやめられないし、やめたくない。目の前の人の笑顔を増やしていって、その結果、世界がちょっとでも良くなればいいなと思っています」

都内各所やオンラインで好評発売中!運命の1着に出会えるかも♡

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現在、シェリーココの浴衣は、都内各所の催事場やオンラインでも好評発売中! 詳細は以下をご覧ください。

販売詳細

以下は、川口さんが店頭で接客予定です。

Will gallery白金台(8/11)

以下は、販売のみです。

東京ソラマチ(〜8/20) 2階9番地特設会場
イクスピアリ(〜8/31) 2階B’way

独特なアフリカン・プリントの浴衣は、きっとこの夏の主役になることまちがいなし! もしかすると、運命の1着と出会えるかも? お祭りだけじゃなく、普段のお出かけにも着ていきたくなっちゃいますね〜♡

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