国際協力機構(JICA)は、西アフリカのブルキナファソにおいて58億100万円を限度とする無償資金協力「ワガドゥグ東南部タンソババイパス道路改善計画」の贈与契約を2017年8月18日に締結しました。首都ワガドゥグのバイパス道路の東南部区間を全面改修し、バイク専用レーンを新設することで都市交通と物流ネットワークの改善を図ります。

ブルキナファソが抱えるインフラ課題

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西アフリカに位置するブルキナファソ共和国は、日本の約70%に当たる国土に約1,865万人が暮らしています。ソルガやトウモロコシを中心した農業が経済の中心で、2016年の1人当たり国民総所得は640米ドルです。また内陸国であるブルキナファソの首都ワガドゥグ市は、ギニア湾沿岸国及び内陸国を繋ぐ国際回廊の結節点として非常に重要な機能を担っています。

このうち、トーゴのロメ港やニジェールに至る回廊とガーナのテマ港を結ぶ回廊の起点がある東南部区間は。ワガドゥグにおける環状バイパス道路の中でも最も交通の集中する区間となっています。しかし、1990年の完成以来、全面的な改修が行われておらず、路面や路肩が損傷しており、円滑な交通に支障を来しています。そのため、ブリキナファソ政府は、首都圏のバイパス整備などを通じた大都市の交通事情の改善を優先課題の一つに掲げています。

主要道路の全面改修をJICAが支援!

2017年8月18日、ブルキナファソのワガドゥグにおいて,アルファ・バリー外務・協力・在外ブルキナファソ人大臣(H.E.Mr. Alpha BARRY, Minister of Foreign Affairs, Cooperation and Burkinabe abroad)と池﨑保駐ブルキナファソ大使は、供与限度額58億100万円の無償資金協力「ワガドゥグ東南部タンソババイパス道路改善計画」に関する書簡の交換を行いました。バイパス道路の東南部区間を全面改修し、またバイク専用レーンなどを新設します。都市交通及び物流ネットワークの改善を図ることで、域内の貿易円滑化と地域経済統合の促進に貢献します。

この協力を通じて、一日当たりの年平均交通量が14,000台から37,000台に増加し、同道路を通過する一日当たりの年平均貨物量も4,500トンから6,900トンに増加することが見込まれています。また、一日当たりの年平均旅客人数も、2倍以上の約92,000人に増加すると予想されています。

アフリカで質の高いインフラ投資を推進!

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日本政府は、2016年8月にケニアの首都ナイロビで開催した第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)において約100億ドルの質の高いインフラ投資を実施することを表明しており、ブルキナファソを含む西アフリカ地域を総合開発の三重点地域の一つと位置付けています。

またJICAは、本事業に加え、ブルキナファソとコートジボワール、ガーナ、トーゴの4ヵ国を対象とした「西アフリカ成長リング回廊整備戦略的マスタープラン策定プロジェクト」を実施しています。域内の産業振興、関税同盟強化支援や連結性強化のためのインフラ整備等を通して、同地域の持続可能な開発を包括的に支援しています。


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