LIXIL社、「みんなにトイレをプロジェクト」を通じてアフリカなどに約20万台を寄付!

SATO

LIXIL社は、LIXILが日本で販売している一体型シャワートイレ1台の購入につき、簡易式トイレ「SATO」1台をアフリカ、アジアの国々に寄付することで衛生環境の改善につなげる「世界の衛生環境を改善しよう!みんなにトイレをプロジェクト」を実施し、「SATO」の最終寄付台数が約20万台になったと発表しました。途上国向けに開発された「SATO」は、これまでに世界各地で累計120万台以上が使用され、約600万人の衛生環境の改善に繋がっています。

LIXIL社が開発する簡易式トイレ「SATO」とは!?

SATO

住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXIL社が開発している途上国向け簡易式トイレ「SATO」は、高価格帯のトイレと同様に、流体力学分析によってスムーズな水洗を追求するなど、度重なる設計変更やフィールドテストを経て開発しています。現在、「SATO」ブランドの製品は、ウガンダ、ケニア、インド、バングラデシュの4カ国で販売されています。

LIXIL社は Grand Challenges Canada からの 100 万カナダドル(約 9,200 万円)の資金助成を活用することにより、新たにナイジェリア、タンザニア、エチオピア、ルワンダ、南アフリカ、ベトナム、インドネシア、ハイチ、ガーナ、マラウイ、フィリピンの計 11 ヶ国に生産・販売体制を構築し、「SATO」製品の提供拡大を通じて約 1,500 万人の衛生環境の改善を目指しています。

みんなにトイレをプロジェクトを通じて約20万台を寄付!

LIXIL社は、この簡易式トイレ「SATO」の普及と日本において世界の衛生課題への理解を広めることを目的に、『衛生環境を改善しよう!みんなにトイレをプロジェクト』を2016年 4月〜9月の半年間にかけて展開してきました。

本プロジェクトは、LIXIL社と国連機関や国際 NGO が連携し、トイレが不足するアフリカやアジアの 国々に、病気の感染や悪臭を防ぐ簡易式トイレ「SATO」を提供することで、トイレを使うことによ るメリットを伝え、適切な衛生習慣を普及させることを目指しています。LIXIL社の全ての一体型シャ ワートイレ 1 台を購入すると、簡易式トイレ「SATO」が 1 台寄付されます。

LIXIL が日本市場でこのような企業が消費者の製品購入による売り上げの一部を社会貢献へつなげる活動である”コーズ・リレーテッド・マーケティング”を実施するのは今回が初めてとなります。みんなにトイレをプロジェクトは、多くの方から共感・支援を受け、最終寄付台数は、208,805 台となりました。

SATO

衛生環境の持続的な改善には、トイレ利用を定着させるための啓発活動が重要です。今後、LIXIL社は、この啓発活動を実施している国連機関や国際NGOの協力を得て、安全で衛生的なトイレが不足している地域に「SATO」設置による社会的メリットや施工方法、機能を伝えながら「SATO」を順次届けていく予定です。

LIXIL社では、「グローバルな衛生課題の解決」をコーポレート・レスポンシビリティ戦略の柱の一つとして位置づけ、2020 年までに1億人の衛生環境を向上させるという目標を掲げています。LIXIL社は、この目標の早期達成に向け、革新的な製品や持続可能なビジネスを通して世界の衛生問題を解決すべく、今後も積極的な取り組みを続けていきます。

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