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アフリカを中心に世界中で暮らす生活困難な人々に対して、教育や雇用などのサポートしているNPO法人Dooooooooは、2015年7月より西アフリカのガーナにあるアブイ・チタ村に280名が通う幼稚園と小学校“CHOCOLATE SCHOOL”を建設しています。そして、2017年中についに学校が完成します。

学校完成に伴い、学校に通う子供たちにお揃いの制服を届けようとアパレルブランド”CLOUDY”と”SUPERTHANKS”がコラボし、新たなプロジェクトもスタートしました。今回は学校建設の経緯から、3社が目指すガーナでの挑戦をご紹介します。

子どもも大人も集える学校を建設中!

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NPO法人Dooooooooは、ガーナにあるアブイ・チタ村にいる学校に通えていない280人の子供ために、2015年7月より“ガーナ学校建設プロジェクト”を開始しました。ガーナにちなんで学校は「Chocolate School」と名付けられ、みんなで作れる学校を目指しています。

学校は、村の特徴を大事にしながら、大人も子どもも村のみんなが集まれるということを重点において設計されています。子どもたちの教育はもちろん、村の大人たちも集まるコミュニティーの場・アクティビティの場にすることで、大人たちも学校に参加しながら村全体で子供たちを見守る学校になります。

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また授業のカリキュラムの中には日本の教育の要素も加えられる予定です。また体育や音楽や美術など、アフリカの授業のカリキュラムにはないものをこの学校では積極的に提供していきます。他にも、スポーツテストや、運動会、音楽会などの行事も実施していくことで、新たな可能性を広げていきます。

学校設立に至った背景と現在!

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Dooooooooの代表理事を務める銅冶勇人さんらが、アブイ・チタ村を訪れたのは今から約2年前のことです。広大なボルタ湖に面し、ガーナでは珍しく山もある緑豊かな美しい地域ですが、水道はなく移動手段も徒歩のみ、という貧しい村です。アブイ・チタ村には学校がなく、明日を生きるために小学生に満たない年頃の子どもたちが、親の農業の手伝いやマーケットへ出稼ぎに行くなど、学校に行かずに働く日々が続いています。

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銅冶さんらは、村人たちとコミュニケーションを交わす中で、「子どもたちに教育を!」と願う大人が多い一方で、貧困からその願いが叶えることは難しい状態であることが分かりました。こうした村人たちの想いを受け、彼らの願いを叶えるため、そして子どもたちに教育を届けるため、「この地に学校を建てよう!」と決意しました。

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半年程度で校舎が完成する計画でしたが、資材が届かない、ワーカーが勝手に仕事を休むなどのトラブルが多発し、建設に2年以上の時間がかかってしまいました。困難に直面する度、心が折れそうになる場面が多々ありましたが、その度に村の子どもたちの希望に満ちた笑顔のおかげで、2017年、ついに学校完成が間近となりました。

制服を着る楽しさと喜びをプレゼント!

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Chocolate School完成に伴い、学校に通う子供たちに制服を届けようとアパレルブランド”CLOUDY”と”SUPERTHANKS”がコラボし、新たなプロジェクトが発足しました。オシャレに、明るくなれる制服を平等に子どもたちに着て欲しいという想いから、両社がデザインと制作を手がけるお揃いの制服を、学校に通う280人の子どもたちにプレゼントします。

CLOUDYは、ファッションを通してCSRの実現を目指し、2016年1月より雇用創出を目的とした自社縫製工場をアフリカにて運営し、アフリカの伝統の手織りや生地を使用した商品を展開しています。一方、SUPERTHANKSは、今感じられるトレンドと買い易さを共存した東京ブランドを目指しており、また2016年からはCLOUDYとコラボし、収益の一部をアフリカの子供たちの給食として寄付する取り組みを行っています。

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ガーナにも日本と同様に制服が存在し、学校指定の色鮮やかな制服を着用して学校に通っています。しかし、制服を新調するにはお金がかかるため、制服のほとんどがお下がりや譲り受けるなど着古されている物で、ボロボロになるまで大切に着ています。ただ中には、制服が買えないために、私服で通学している子どもたちもいます。

銅冶さんは、「制服を着る事ができない事に対して、負い目や恥ずかしさがある」と正直に気持を打ち明けた子供たちとの触れ合いを通じて、「みんな平等。私たちの学校に通う子どもたちには制服を着る楽しさや喜びを感じてもらいたい!」と考え、今回のプロジェクトをスタートさせました。

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ガーナでは、月曜日から木曜日までは国で定められた制服を着て学校に行くことを義務付けられています。唯一金曜日だけは学校の指定された制服を着てもいい曜日となっています。金曜日1日だけでも、オシャレに、明るくなれる制服を子どもたちにプレゼントします。現在、購入資金を募るため、クラウドファンディングを実施しています。

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凡
Africa Quest.com 編集長。1987年うどん県生まれ。証券会社退社後、青年海外協力隊としてケニアに赴任。在任中に雇用創出をビジョンにソーシャルベンチャーを共同創業し、約2年にわたり運営を行う。現在は、Africa Quest.comの運営や中小企業のアフリカ進出サポート、アフリカビジネスラボのモデレーターなど、アフリカをテーマに幅広く活動している。