カゴメは、西アフリカのセネガル共和国において、加工用トマトの栽培・仕入れ・販売を担う営農会社「カゴメセネガル」を首都ダガールに設立すると発表しました。同社が保有する種子や栽培技術等の農業技術資源を用いて、セネガルに新たな加工用トマト産地を形成します。また、将来的にはトマトペーストなどのトマト加工品の製造まで事業領域を拡大し、さらには西アフリカ諸国経済共同体のトマト加工品マーケットへの参入を目指します。

3億の人口を抱える巨大市場、ECOWAS!

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西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)はアフリカ西部に位置する15カ国(ベナン、ブルキナファソ、カーボヴェルデ、コートジボワール、ガンビア、ガーナ、ギニア、ギニアビサウ、リベリア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、トーゴ)が加盟する経済共同体です。域内人口は約3.2億人で、経済規模は約4,000億USドルであり、現在モロッコも加盟を希望している巨大マーケットです。

ECOWAS域内でトマトペーストは、基礎調味料として食文化に深く根付いており不可欠な食材となっています。セネガルにおいては、トマトをベースした家庭料理「チェブ・ジェン」が一般的に親しまれており、トマトは多く消費されています。

一方で、加工用トマトの栽培技術が未熟で、病虫害ストレスが高いことなどから、品質・量ともに十分な栽培が出来ていないため、域内で消費されているトマト加工品の大半を中国などの海外から輸入している状態です。

カゴメ、セネガルに加工トマトの営農会社を設立!

カゴメ

カゴメは、セネガル共和国の首都ダカールにおいて、加工用トマトの栽培・仕入れ・販売を担う営農会社「Kagome Senegal Sarl(カゴメセネガル社)」を2017年12月1日に設立すると発表しました。まずは自社で加工用トマトを栽培し、一次加工業者へ販売します。

カゴメは2014年から2017年にかけて、国際協力機構(JICA)の「協力準備調査」を活用し、セネガルにおけるトマト栽培・加工事業の可能性について調査を行ってきました。また2016年3月にはポルトガルに、加工用トマトの新産地形成や新たな栽培技術の確立を目指す「カゴメアグリビジネス研究開発センター」を開設し、セネガルにおける加工用トマトの営農事業の可能性について研究を続けてきました。

その結果、セネガルは他のECOWAS加盟国と比較して、トマトの栽培に適した地域があること、政情が安定しており治安面でのリスクが低いことが明らかになりました。また、セネガルは輸入トマトペーストの消費量が相対的に多く、近隣にはナイジェリアやガーナなど有望なトマト加工品マーケットもあることから、セネガルをECOWASにおけるトマト事業開発の戦略拠点として位置づけました。

カゴメ

カゴメの国際事業は、トマトの垂直統合型ビジネスを事業推進の中核となっています。トマトの種子開発から農業生産、商品開発、加工、販売までのすべてのプロセスを有するなど、カゴメ独自の競争力を保有しています。セネガルにおいても同ビジネスモデルの展開を推進することで、セネガル及び西アフリカ地域の加工用トマト市場の振興への貢献を目指します。


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