ホンダの海外子会社である”ホンダ・マニュファクチュアリング・ナイジェリア”は、ビジネスユースに適した新型小型二輪車「Ace110」を発表しました。徹底したコスト削減を行うことで、22万ナイラ(約7万円)と低価格に抑えることに成功しました。アフリカ最大のマーケートであるナイジェリアで、さらなる販売拡大を目指します。

アフリカ最大規模の経済大国ナイジェリア

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アフリカの西部に位置するナイジェリア連邦共和国は、アフリカ最大の人口である約1億8,599万人を抱える国です。同時にアフリカ最大の経済規模を誇る国であり、GDPは、サブサハラ以南アフリカ49カ国の全体の約35%を占めています。一方で、輸出の90%以上を原油に依存しているナイジェリアは、昨今の原油価格下落の影響を受け、経済全体が停滞しています。

外貨調達の影響もあり、2015年には約100万台規模のオートバイ(二輪車)マーケットを有していたナイジェリアですが、2017年オートバイ・マーケットは50万台を下回る水準に落ち込みました。ただし、2018年は外貨流動性の改善が期待され、市場の回復が見込まれています。

JETROによると、2017年9月時点のナイジェリア進出日系企業数は38社あり、2016年にはソニー・ミュージックエンタテインメント、キヤノンが現地法人を設立しました。

ホンダのアフリカでの取り組み

ホンダはアフリカマーケットを新成長市場と位置付けており、1979年に二輪車生産・販売子会社であるホンダ・マニュファクチュアリング・ナイジェリア(Honda Manufacturing Nigeria Ltd.)をナイジェリアで設立し、翌年1980年11月に生産を開始しました。現在の生産能力は年15万台で、2018年のナイジェリアの販売数は10万台を計画しています。

またナイジェリアにおいては、2013年に四輪車と部品を輸入・販売するホンダオートモービル・ウエスタンアフリカ(Honda Automobile Western Africa Limited)も設立し、2015年からはアフリカにおいて初となる自動車生産工場も稼働しています。

その他、ホンダは2000年にアフリカ南部におけるオートバイ・自動車・汎用品のビジネス拡大を目指し、南アフリカに現地法人を設立しました。東アフリカのケニアにおいても2011年12月に自動車の販売事務所を開設、2013年3月には生産・販売機能を備えたオートバイの現地法人を設立するなどアフリカ市場での販売強化に取り組んでいます。

ナイジェリアの現地ニーズに即した新型二輪車を発表! ACE110

ホンダは、新型二輪車「Ace110」の発表会を2017年11月17日に開催し、ナイジェリア自動車産業政策総責任者のジェラニ(Jelani)総裁などが出席しました。「Ace110」は、ビジネスユーザー中心に好評の上級モデル「Ace125」のイメージを踏襲し、品質と徹底したコスト削減を両立することで、22万ナイラ(約7万円)とお手頃な価格を実現しました。

「Ace110」のエンジンには「CG110」で実績のある耐久性や燃費に優れた110ccエンジンを採用することで、CG110比で容量を45%UPした燃料タンクにより一度の給油で長距離走行を可能としました。さらに快適性を向上したシートや耐久性に優れた前後サスペンションの採用など、満足感と利便性を向上させました。

11月20日よりナイジェリア国内で販売を開始し、販売台数は1年目は8万台、2年目は11万台を計画しています。アフリカにおける最大市場であるナイジェリアに、「すべての人に生活の可能性が拡がる喜びを提供する」という、ホンダの想いを具現化したこの「Ace110」を投入することで、さらなる販売拡大を目指します。今後もホンダは成長著しいアフリカ諸国において、今後も積極的に現地ニーズに合わせた生産・販売を行っていきます。


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