なぜ若者はアフリカに行くべきなのか!?ガーナでのインターンを通じて見えたコト!〜座談会〜

海外インターンシッププログラムを企画・運営するアイセックのプログラムの一つであるENは、西アフリカのガーナで「内発的で持続可能なコミュニティー開発」をテーマに活動を行っています。この夏、2人のインターン生をガーナに派遣し、その様子をAfrica Quest.comを通じて発信してきました。

今回、連載記事の締めくくりということで、この夏ガーナに渡航した2人のインターン生である若松さんと市川さん、Africa Quest.comの横山編集長始めメンバーの方々、そしてENというプログラムのリーダーである齊藤を交えた振り返り座談会を行わせていだきました!

コラボ

それぞれのアフリカとの出会い

齊藤:初めまして、ENのプロジェクトリーダーをしています、齊藤です。アフリカとの出会い、ということで、僕は高校時代から貧困問題とかアフリカに興味を持っていて、実際アフリカに行った時の衝撃というか経験から、「アフリカに行く」という機会を多くの学生に提供したいという想いでこのプログラムをやらせてもらっています。

皆さんのアフリカとの出会いというか、興味を持ったきっかけ、みたいなものを聞きたいのですが、何かありますか?

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写真:齊藤平太郎(右)

横山: そうですね、原体験ですか。僕は学生時代、国際協力活動をしている団体を支援する活動、つまり世の中のNGOや国際協力学生団体などの団体の活動を紹介する活動を、学生団体を作ってやっていました。今思えば、当時から発信すること、伝えることは好きだったんでしょうね(笑)

大学時代の国際協力活動のフィールドは主にカンボジアだったんですが、将来国際協力分野に関わっていく中で、アフリカを自分の目で見たいっていう思いはありました。だからバックパック背負って、ケニア・ウガンダ・ルワンダ・タンザニアの東アフリカを一ヶ月かけて回りました。

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写真:青年海外協力隊としてケニアに赴任していた当時の横山さん

ケニアではNGOのチャイルドドクターさんで、ウガンダでは孤児院を運営している日本人の方のもとで活動しましたね。mixiで現地在住の日本人に片っ端から連絡とったり、バックパッカーが使う現地の情宿のノート見て連絡したりしました。

齊藤:mixiにそんな使い方があるんですか(笑) 有効活用ですね(笑)若松さんはアフリカとの接点でいうと何かありますか?

若松:私もはじめはケニアで、6歳の頃の家族旅行で行きました。ちなみに親のハネムーンもケニアです(笑)マサイ族とジャンプしたり、サファリに行ったりしました(笑)

大学受験の時に自分の人生振り返ったら、アフリカが好きだって気づいたんですよ。それで現地の文化とか知りたくてセネガルでホームステイをしました。その経験から来年休学してアフリカで何かやりたいって思ってるんですけど、やりたいこと探るために、とりあえずこのプログラムでガーナ行きましたって感じです。

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写真:ガーナでインタビューをする若松さん

市川:それで結局何でアフリカが好きかってことの答えは出たんですか?1か月半くらい一緒にいるけどいつも聞こうと思って忘れちゃうんだけど?

若松:あったんですよ!なんていうか、人としての幸せを感じるってことなんですけど、わかんないですよね(笑)向こうはテレビとかゲームとか、娯楽はないけど、人と話したりとか家族といれたりとか、一時的な楽しみじゃなくて幸せな時間が多いんですよ。あと洗濯機なかったり、ご飯炊くのにも時間かかったり、生きるために必要な時間が多くて、それは結構好きだなって。

生きてる感じがするなーって思うんです。あといろんなことを考えれるんですよ、人生についてとか、幸せについてとか!

齊藤:すごいですね、めちゃめちゃアフリカ好きなんですね(笑)市川君のアフリカとの出会いはなんですか?

市川:僕は、アフリカにすごく興味があったというタイプではなくて、開発学にすごく興味があったんです。、開発ってトップダウンとかコミュニティーベースとか色々あるんですが、何が正しいのかわからなくなって、一回自分で行って、現地の人たちがどういうことを考えているのかとかを知りたいなって思ったんです。で、このプログラムに参加しました。

齊藤:それで、市川君の方は、そのモヤモヤに対する答えは見えたんですか?

市川:そうですね、今は開発経済学を学びたいなって考えています。ガーナに行くまでは、アフリカの社会や文化にあったシステムがあるのかなと思ったりもしたんですけど、資本主義の流れってどうしても止められないと実感しました。

今はそういう方面で考えていますね。現地を見てみたことで、逆に(?)経済的な成長とかお金ってやはり大事なんだ、という思いは強くなりました。

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