五洋建設は、アフリカ南東部に位置するモザンビーク共和国の運輸通信省よりナカラ港開発工事を受注したと発表しました。東亜建設工業との共同企業体(JV)として実施され、受注金額は約256億円、工期は3年の予定です。今回の工事では、既存のナカラ港を浚渫・埋立することにより港湾エリアを拡張するとともに、コンテナ専用埠頭、アクセス道路および構内鉄道などを整備します。

アフリカ南東部随一の天然の良港、ナカラ港!

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モザンビーク北部に位置するナカラ港は、貨物取扱量とコンテナ取扱量においてモザンビーク3位ですが、水深が14mと深く、静穏度の高いアフリカ南東部随一の天然の良港です。背後地には豊富な天然資源や肥沃な農地を抱えており、民間ベースの投資活動や資源探査等も活発化しています。

ナカラ港は、海を持たない隣国のマラウイやザンビアにも通じており、約4,500万人の人口を擁するナカラ回廊地域のゲートウェイとして注目を集めています。ナカラ港の輸送能力を強化することで、ナカラ港を起点とするナカラ経済回廊地域の発展・活性化だけでなく、日本への天然資源や農産物の供給基地としても活用できることが期待されています。

モザンビークは近年、原料炭、天然ガスなどの鉱物資源が発見されており、高い農業ポテンシャルがあるだけでなく、経済活動が活発化しています。それに伴い、ナカラ港の貨物量も大幅に増加しており、2030年には2015年と比べて約10倍になると予想されています。

一方で、ナカラ港は完成から約40年が経過して施設および機材の老朽化が著しく、荷役効率や運営維持管理能力、安全性など多くの課題を抱えています。今後、貨物量の大幅な増加に対応するため、老朽化した現行の港湾施設の改修と、港湾荷役の効率性の向上が喫緊の課題となっています。

五洋建設と東亜建設工業が開発を受注!

ナカラ港

五洋建設と東亜建設工業の共同企業体(JV)は、モザンビークの運輸通信省より「ナカラ港開発Ⅰ・Ⅱ期工事」を約256億円で受注しました。今回の工事では、既存のナカラ港を浚渫(土量260,000 m3)および埋立(土量214,600 m3)することにより港湾エリアを拡張するとともに、コンテナ専用埠頭、アクセス道路および構内鉄道等を整備します。

日本政府は、2016年8月にケニアで開催された第6回アフリカ開発会議(TICAD Ⅵ)において、アフリカに対する官民約300億ドル規模の投資を表明するなど「質の高いインフラ輸出」を通じて、アフリカとの連結性強化を推進しています。

モザンビークに対しては「回廊開発を含む地域経済活性化」が援助重点分野として掲げられており、日本のODA無償援助による「ナカラ港緊急改修工事」に続く今回の工事によって、ナカラ港が現代的設備を備えたナカラ経済回廊のゲートウェイとして、地域の発展、活性化に貢献することが期待されています。

五洋建設と東亜建設工業は、国内外で培ってきた技術力を活かして、今後もモザンビークのみならずアフリカの更なる発展への貢献を目指します。


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