乳製品加工事業で行ってみよう!!
こんな牛の飼育頭数の多いエチオピアですが、スーパーやらキヨスクに行ってみてもあまり乳製品は売っていなかったりすることにも気づきました。
もちろん、こうした牛って当然牛乳も生産しているんです。
一部、肉用のオス牛を除くとエチオピアのほとんどの牛はメス牛なので、結構な量の牛乳が生産されているのに、あまり乳製品を見かけないのはなぜか??
シンプルに加工を行っている人が少ないからなんですね。
加工を行っている人が少ない。。。。
正確には商用に加工を行っている人が少ないからですね。
これはチャンスかも・・・・
フツフツと乳製品の加工事業に対する関心が湧いてきました。こう感じたらとことんやってみたくなりますね。
そこで、日本に帰って中洞牧場という岩手県にある自然放牧を行う牧場に住み込みで数ヶ月修行をさせてもらいました。
これまで、あまり牛と触れ合う機会のなかった僕ですが。。。
牛って可愛い!!!
牛ってすごく愛らしい生き物なんですね。
こうして、僕はエチオピアでの牛と農村の方々との事業の立ち上げを決意して行ったわけです。
事業予定地の決定の経緯!
エチオピア投資委員会に通いつつ法人の設立手続きを進める中で、当然事業予定地についても言及する必要がありました。
投資委員会の方々は概ね、首都アディスアベバ近郊の酪農が盛んな地域であるエチオピア北部のティグライ州やエチオピア北西部のアムハラ州などを進めてきます。
なにせあまのじゃくな僕。
こうなってくるとなんとか別の地域でと思い、南部諸民族州の州都アワサ近郊での事業開始を志ざします。
投資委員会の進めるアディス周辺の酪農地帯にも足を運びましたが、気候などを考えるとむしろ南部諸民族州の方が水も緑も豊富で適しているように感じたからです。
実際、政治的にエチオピアの中枢を握る民族というのは歴史的に見ても北部に集中していて、こうした背景が北部への投資を盛んに進めくることにつながっている気がしています。
何れにしても、こうして僕は、なんの事業を行うのか、また、どこで行うのかを決めて行きました。
事業予定地ググマという場所!
そんなこんなでアワサ近郊で事業開始に向けて準備を進めている時のこと。
アワサ大学で酪農研究を行っている友人のシンタイヨ教授から、アメリカの援助機関USAIDが酪農家向けの支援を行っていて友人がUSAIDのアワサ事務所で働いている会って見ないかとの話をいただきました。
よし、行ったろってググマ行ってみましたよ。
アワサから東に直線距離で25km~35kmくらいなんですが、標高差なんと1,000m、標高2,700mでがっつり高地です。距離的には大したことないんですが、道も悪くがっつり四駆がないとたどり着けない超田舎です。
ただ、そこに暮らす方々ときたら超ステキです。
ホテルもないような田舎なんですが、地元の農家さんが泊めてくれたり本当に人と人が助け合うリアルなコミュニティが存在しているんですね。
こうした、ステキな小規模農家さんのいる地域で彼らとともに事業を通じて新たな価値を創り上げていきたいなと決意を固めたわけですね。
そうはいっても、実際に牛の数、牛乳の生産料などは調べる必要があるので、しっかりとこちらも調べました。
実はググマの村には、小規模ながら酪農組合があるんです!SNV(国際開発機関)の支援によりバターチャーンと冷凍庫を保有して、牛乳からバターを作ったりしています。
1日の製造キャパは60リットル程度とのことで、組合員は105世帯ほどいるようですが、加工場の近隣の住民しか、生乳を卸すことができていない状況です。
少なく見積もっても平均の経産乳3頭で乳量の落ちる乾期でも1日あたり1,200リットル、周辺の3つの村を含めるとこの5倍以上の乳量の確保が可能とのことでした。
高い標高に起因する牛に優しい冷涼な気候、純朴な地域の農家の方々、豊富な乳牛ここしかないでしょ!って場所を見つけ、目下準備を進めているって感じでした。
今回はとりあえず、ここまでですかね。次回もお楽しみに!!
クラウドファンディングを実施中!
現在、こんな僕がエチオピアでの乳製品加工事業にチャレンジする上でクラウドファンディング『エチオピアの太陽の恵みで、乳製品加工事業を立ち上げたい!』を実施しています。もしよろしければ、チャレンジページをご一読の上、共感いただけましたらご支援をいただけると嬉しいです。
是非、この機会にエチオピア旅行も合わせてご検討いただければと思います。より共感を持ってプロジェクトにご参加いただける機会になると思います。皆さんと一緒にエチオピアから世界を変えられたら素敵だなと思っています。
一緒に世界を変えましょう!!
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