南アフリカで拡大するキャッシュレス決済!いま普及しているサービスとは!?

こんにちは。南アフリカ生活が2年目に突入したSuzukiです。

今回のテーマはキャッシュレス決済を取り上げてみます。

南アフリカのキャッシュレス決済事情とは?

日本でキャッシュレス決済と言えば、SuicaやEdyなどカードやおサイフケータイを使った決済をイメージされるかと思います。主にカードやスマホを端末にかざして決済を行いますよね。

海外でもApple Payの普及であったり、アジアでも主に電車の交通機関ではプリペイドチャージ式のものを見ることができます。特に中国での普及は目覚ましいものがあります。アリペイやWeChat Payがツートップで普及しており、屋台での支払いやシェアバイク、一部では地下鉄にも使用できるほどだそう。日本以上に普及しているのは、偽札などの現金への信用が低いこともあるのだとか。興味がある方は一度検索してみてください。

さて、今回は南アフリカでも目にする機会が増えてきたキャッシュレス決済について調べてみました。南アフリカでもキャッシュレス決済もカードをかざす決済のシステムが都市部を中心にみることができます。

Gautrain(ハウトレイン)

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Gautrain Gold Card

まず、プレトリアとヨハネスブルグ、玄関口となるO.R Tambo国際空港を結ぶGautrain(ハウトレイン)。2010年に開催されたサッカーワールドカップをきっかけに建設されました。運賃は少々高めであるものの、駅や電車内にはガードマンが常駐していて安全度は高めです。

また運行ダイヤもかなり正確なほうだと思います。GautrainではSuicaに似たGold Cardが導入されています。カードは駅の機械で購入・チャージをすることができ、チャージにはクレジットカードも利用可能です。

使用方法は簡単、日本同様に改札で入出場の際にタッチをするのみ。残高の確認は駅の機械で確認できます。また、残高不足の時は窓口にて支払うことができます。

My city Bus

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My City Card(使う機会はないですがデビットカード機能も付いています。)

同様の仕組みはケープタウンでも見ることができます。ケープタウンではMy city Busという路線バスが複数の路線を組んでいて、市内の主要エリアや空港を結んでいます。

このバスの支払いはプリペイドチャージ式のMy city Cardが使われていて車内では現金使用はできません。メインとなる路線ではバス停が駅の様になっていて、改札を通過の際にかざして入退場をし、その他の路線ではバスの乗降時に端末にかざします。

カードのチャージには有人のバス停や路線周辺のショップでもチャージすることが可能です。空港路線は少々高いですが、その他路線はウーバー使用よりも安く収まることも多いので使用頻度も高めです。観光の際には一枚持っておくと便利だと思います。

この二つ、実際に使ってみると…

さて、これらのサービスを使っていて少々気になるのは日本のシステムに比べて反応が鈍いことです。私も初めて使用した時にはブザーを鳴らしてしまったり、いまでも読み取ってくれたのか不安になることもあります。

少し技術的な話をすると、日本に普及している非接触通信の規格(Felica)は読み取りスピードを重視しています。そのスピードがあの東京のラッシュアワーでも詰まることなく捌いています。

しかし、世界にはあれほどの頻度で通信を捌く必要はないため、日本の規格だけがガラパゴス化してしまいました。世界各国で使われている規格(NFC-A)が標準化していて、その規格による読み取りスピードでは日本人にとってエラーのように感じてしまうのです。

なので、私や友人が日本の感覚でタッチして通過しようとすると、だいたいゲートがまだ開いてなくてぶつかりそうになります(笑)。

QRコード型キャッシュレス決済も!

今まで紹介した交通機関向けのキャッシュレス決済以外にも南アフリカではQRコードを使用したキャッシュレス決済が普及しつつあります。

これは店頭に掲示してあるQRコードを利用者が読み取り、金額を入力し支払うというもの。引き落としは登録してあるカードを介して実行されます。

実はこれ中国で爆発的に普及しているアリペイやWeChat Payと同じ仕組み。南アフリカではZapperとSnap Scanが数年前からしのぎを削っています。

飲食店や小規模なショップを中心に広がっており、レジの横や伝票にQRコードをよく目にします。専用端末などの設置といった手間が無いからか、ケープタウンでは大道芸人のチップボックスにもQRコードが表示されていて驚きました。その数はSnap Scanだけでも国内40,000件を超える店舗で扱えるとか。

Zapper

Zapperのアプリ起動時の画面。最近バージョンアップが図られました。

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Snap Scan

こちらはSnap Scanのアプリ起動時の画面。Zapperと違い、支払い時に自分のQRコードを見せる支払い方法もあるそう。

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どこまで普及していく?

普段の買い物や食事でも支払いはデビットカード等がほぼどこでも使用できてキャッシュレス生活がかなり浸透していますが、こういった新たなサービスが浸透していくことで様々な世代や地域にも影響を与えていくのでしょうか?

今後、どんな変化がみられるのか、生活を通して体感していきたいと思います。

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