第三の障壁、人材について!

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続いて、大きなチャレンジとなって来るのが、人材の確保です。

エチオピアでは、残念ながら教育水準は依然として低く、また通信環境が決して良好でないことから、特に地方部で適切な知識へのアクセスが困難なケースが非常に多いのが実情です。

現在、僕も会社の立ち上げがほぼ完了し、従業員を探したりしていますが、なかなかこれまた困難なのが、実情です。

友人の大学教授から学生を紹介してもらったりしているのですが、問題となるのが、過度な自信を持ってしまっている点。

賛否両論あると思いますが、多くの場合エチオピアで高等教育を受けている人たちは、他の人たちとは違うぞと、現場に降りずにただただ、他の従業員に命令を行うってパターンの人が結構多かったりするんですね。

それでも、例えば首都のアディスアベバであれば彼らが働くモチベーションを維持しやすいのでしょうが、地方に暮らして働くという点で、魅力を感じてくれる人がすごく少ないことに気づきました。

まぁ、日本でも大学卒業後、地元に残る人よりも圧倒的に都会に出る人が多いので、一緒ですね。

そこで、現在僕が試みているのが、事業予定地の地元の女性を雇って行くこと。

なぜ、女性か?

多くの場合、女性の方が勤勉で素直な方々が多いという点ですね。

地方での人材の確保はなかなか難しい問題ですが、いい点もあります。

例えば、地方の方々の方が純朴でズルをしないという点、地域のコミュニティでの評判を落としたくないというある種のコミュニティ意識がより、人々を真面目で勤勉にしているという印象を受けます。

一方で、先ほども申し上げた通り、地方で十分な教育を受けた人というのは都市部に比べて少ないのが、実情なので、言語を含めたコミュニケーションが難しいという問題もありますが、こちらがエチオピアにお邪魔させていただいているという意識を持って彼らの言語を僕が習得するという形でこの問題の解決に当たろうと考えています。

第四の障壁、土地の取得!

最後にこれから僕が直面するであろう大きなチャレンジが土地の取得です。

エチオピアでは、土地は全て政府に帰属する形になっています。そのため、事業主は事業を開始する際に、政府に土地のリースを依頼します。

ただ、この土地のリースが全くもって一筋縄では行きません。

なぜなら、土地は政府で働く人にとって大きな利権だからですね。

エチオピアは連邦共和制と以前ご説明しましたが、基本的に政府予算は中央政府が掌握していて、地方で独立財源を持っているとは言い難い状況にあります。

そんな国で、地方政府がどのように財源を確保するかというと、土地なんですね。

土地は政府に帰属していると申し上げましたが、土地は厳密には地方政府に帰属しており、事業の開始に向けて土地をリースするにあたり地方政府とのコミュニケーションがとても重要になります。

ただ、彼らも唯一とも言える地方政府の利権を簡単にはリースしてくれないケースがしばしば発生します。

例えば、登記上は住民のいないはずの土地を事業者に斡旋し、住民が住んでいるとわかると、彼らに「立ち退いてもらうための賠償金を払いなさい」なんて言ってきたりします。

この賠償金は、直接住民に払われるわけではなく、時には賠償金を持ち逃げしてしまう悪い輩がいたりするんですよね。

僕は、こうしたトラブルを避けるために度々地方のランドオフィスに顔を出して、誰も住んでいない遊休地を政府から借り受けるべく交渉をしています。ただ実際のところ、これは予防策を施していても、実際にその時点になって見ないとわからないことも多く、乞うご期待と言った感じでしょうか。。。

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