政府や企業の汚職実態を監視する非営利組織(NGO)である「トランスペアレンシー・インターナショナル(TI)」は1月27日、2015年版の「腐敗認識指数(CPI)」を発表しました。 汚職のない最もクリーンとされた国はデンマーク、一方で汚職が深刻な国は同スコアでソマリアと北朝鮮になりました。日本は18位にランクされています。

上記のマップは、各国の腐敗レベルを示しており、赤色が濃いほど腐敗しており、黄色の国ほどクリーンとなっています。TIは「腐敗」を、政治家や公務員が「与えられた権限を濫用して私的利益を得ること」と定義しています。賄賂などの不正行為を行っているかどうかの腐敗度を100点満点で数値化し、スコアが50点未満の国は特に「汚職が深刻な国」として位置づけています。

汚職が深刻なアフリカ諸国の中でもクリーンな国とは?

2015年の調査結果によると、地球全体の総人口72億人のうち60億人以上が汚職が深刻な国に住んでいいます。アジアなどでは改善が見られますが、アフリカ大陸や中東などでは依然として深刻な問題となっています。

CPI 2016-01-28 16.09.12

サハラ砂漠以南のサブサハラ・アフリカにおいて最もクリーンとされたのが”ボツワナ“で、28位(63点)にランクインしました。次いで、セーシェル諸島カーボベルデ共和国が40位(55点)、ルワンダが44位(54点)、モーリシャスナミビア45位(53点)、ガーナ56位(47点)、セネガル南アフリカが61位(44点)となっています。

汚職が深刻すぎるワーストTOP10の国々とは?

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ワーストTOP10を見ると、その過半数がアフリカ諸国となっています。最下位は、海賊問題やイスラム過激派組織「アルシャバーブ」の脅威にさらされている”ソマリア“(166位/11点)が北朝鮮と同スコアで、昨年に引き続き最も腐敗が深刻な国となりました。またスーダン(165位/12点)、南スーダン(163位/15点)、アンゴラ(163位/15点)、リビア(161位/16点)など紛争が続いている国や、ガバナンスや司法が機能していないところなどがランクされています。

163位にランクしたアンゴラの現状について。

トランスペアレンシー・インターナショナルによると163位になったアンゴラでは、人口の70%が1日2米ドル以下で暮らしており、貧困問題が大きな課題となっています。また、子どもの6人に1人が5歳になる前に死亡しており、毎年15万人以上が死亡する世界で最も子どもの死亡率が高い国となっています。一方で、大統領の娘であるイサベル・サントス(ISABEL DOS SANTOS)氏はダイヤモンドと通信事業で34億米ドルの資産を持つアフリカの最も若いビリオネアとして知られるなど、深刻な格差が国内に蔓延しています。


2015年は168カ国・地域のうち3分の2がスコア50を下回り、依然として汚職が世界中に蔓延していることが示されました。汚職行為は経済活動の弊害になるだけではなく、人身売買や児童労働などの人道的な不正行為や貧困の深刻化や環境破壊に繋がっていきます。

各国の詳細のデータはTransparency InternationalのHPにおいて閲覧することができます。
http://www.transparency.org/cpi2015(英語)


上位には北欧諸国が連なっており、アジアではシンガポールが7位で最上位を獲得しています。日本は75点で18位にランクインされています。

CPI 2016-01-28 16.09.29  CPI 2016-01-28 16.09.41

腐敗認識指数の算出方法について

2009年の腐敗認識指数は、10の機関が調査した13種類のアンケート調査の報告書から作成されている。11の機関は、アジア開発銀行、アフリカ開発銀行、ベルテルスマン基金、世界銀行、エコノミストインテリジェンスユニット、フリーダムハウス、グローバルインサイト、国際経営開発研究所(IMD)、政治経済リスクコンサルタンシー、世界経済フォーラム。調査対象としては、世界中のビジネスマンと国の分析専門家などとしている。また、汚職認識指数で国をランク付けするには、少なくとも3つのソースが利用できる場合としている。(wikipediaより)

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参照・画像元:Transparency International

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