みなさんこんにちは!ハラパンです!本日は連載第2回目ということで、ケニアで実施する研究についてご紹介いたします。また、残り時間もわずかとなってきていますが、2018年6月10日(日)まで今回ご紹介する研究を遂行する資金の一部をアカデミストさんを通じてクラウドファンディングに挑戦中です!

今後、みんな痩せていく?太っていく?

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これまでの肥満人数と今後の肥満人数の推移

2014年に世界中の研究者が協力して報告した非感染症疾患の研究があります。この報告は非常にわかりやすく、1980年代には世界中で肥満の方はそこまで多くないことを報告しています。

しかし、肥満の人数は2020年には1980年代の約5倍となると予測されています。この数字は日本の人口の約2倍の人が肥満という状態になるということです。つまり、日本中がおデブちゃんになってもまだまだ足りないということですね。

もちろん紛争や経済的な理由から、栄養不足や食の安全が著しく低下する地域もあると思います。しかし、今後は世界的な肥満が訪れることが予想され、それらの予防には「健康な生活をおくる」ということが重要になってくると考えられます。

アフリカやケニアの皆さんは!?

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ケニアの2005年から2016年の死亡原因の変化。心筋梗塞と脳梗塞等が増えています。青色が非感染症疾患です。

もちろんこのことは、私が研究フィールドとするアフリカ地域の開発途上国でも当てはまるということは、みなさんも推察できると思います。急速な経済成長が進むケニアでは、この10年間で感染症よりも生活習慣病による死亡率が大きく増えています。Institute for Health Metrics and Evaluationの報告によると、ケニアにおける2006年の死亡原因は感染症によるものがほとんどでしたが、2015年の調査では虚血性心疾患(心筋梗塞など)や脳血管疾患(脳梗塞など)の割合が20~30%増えており、現在深刻な問題になりつつあります。

この問題はケニアに限った話ではなく、経済発展が進めば、ほかの開発途上国でも同じ状態が起きると予想されます。そのため、現在ケニアが抱えている生活習慣病の問題を調査し、その対策を考えることは他の開発途上国にとっても非常に重要なことだと考えています。

栄養・食料+行動が知ることで

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昼食風景

多くの国際機関が栄養改善や食料問題の解決のために様々な対策(A4NH等)をとっており、大きな成果を上げています。これらに加え、肥満や生活習慣病の改善は、医療以外の要素も多く関わっています。生活習慣病の予防や改善は「健康的な生活を送る」ということが一番の方法だということは周知の事実だと思います。

私のバックグラウンドは医療ではないのですが、”医療的な視点+これまで学んできた運動生理学・食品機能性・熱帯農業”の視点から現地の健康的な生活に貢献したいと考えます。

では、生活習慣病に関して調査が進んでいない要素とはなんでしょうか?

それは開発途上国における「日常行動」です。

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犬の散歩ならぬヤギの散歩

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Kenta Hara

代表AgriNutriHealth
東京農業大学 国際農業開発学専攻 博士後期課程の原健太です。私はケニアでの研究ライフを皆さんにお届けします!これから増えてくるとされるケニアの健康問題「肥満・過栄養」を予防するため、ケニア農村部の栄養調査・行動調査をテクノロジーを使って研究します!研究成果を活用してケニアの健康を守るビジネスで起業したい!なんてことも考えています。