日常行動ってどうやって知るの?

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私たちも健康診断などで生活習慣について問診を受けることがありますが、基本的には「思い出し法」を活用して生活習慣のアセスメントを行います。

しかし、ケニアのような都市部と農村部での生活習慣が異なる場合に、適切な評価からアドバイスをすることができるでしょうか?また、農村地域特有の生活習慣を考慮することができるでしょうか?開発途上国では、往々にしてこういったことがあります。

今回の調査研究では、新しい技術を使い「客観的な数値で評価する」ためウェアラブルセンサーを取り入れようと考えています。昨今、テクノロジーはすごいスピードで進化してきており、腕時計型のデバイスで脈波から心拍の推定ができるようになり、睡眠深度の測定などが拘束されることなくできるようになってきています。

近い将来、「健康診断前1週間ウェアラブルセンサーを付けて、当日持ってきてくださいね。」なんてなることがありそうですし、現在でも日々の運動量で保険が安くなる!なんてものやっているアフリカの保険会社(南アフリカの金融サービス会社Discovery)もあるようです。

農村の健康の秘訣は「農業」ではないか?

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これは私の仮説ですが、ケニアの農村部での健康の秘訣は「農業」ではないか?と考えています。農業は、日常的な「身体活動」ですし、農村部の「食生活」も深く関係しています。また、重要な「収入源」であることも間違いありません。

私は農業を中心とする日常行動をテクノロジー(ウェアラブルセンサー)を使ってアセスメントして、食生活や農作物の栽培・多様性とどのように関係しているかを明らかにして、現地の健やかな生活をサポートしたいと考えています。また、今回の結果はケニアの政府機関とも共有することでケニア独自の農村地域の生活改善のための重要な証拠(エビデンス)として報告したいと考えています。

これが正しい!ということはなかなか言うことはできませんが、一歩ずつ進めていきたいと思います。

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次回の第3回目は、実際に農村地域に滞在した内容、現地の方がどのように生活しているのか?1日だけウェアラブルセンサーをつけてもらった事前調査について、みなさんにお伝えいたします!

記事を読んで興味を持っていただいた方は、ぜひアカデミストさんのサイトもご覧いただければ幸いです。

連載第1回はこちら!

農業を通じて健康問題を改善!元協力隊がサモアとケニアで取り組む肥満改善に向けた研究活動!

ビックデータでケニアの健康問題は改善できるか?

ビッグデータで健康は改善できるのか? | academist (アカデミスト)

参考情報


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Kenta Hara

代表AgriNutriHealth
東京農業大学 国際農業開発学専攻 博士後期課程の原健太です。私はケニアでの研究ライフを皆さんにお届けします!これから増えてくるとされるケニアの健康問題「肥満・過栄養」を予防するため、ケニア農村部の栄養調査・行動調査をテクノロジーを使って研究します!研究成果を活用してケニアの健康を守るビジネスで起業したい!なんてことも考えています。