国際基督教大学一年の田口愛です。この夏、インターンとして西アフリカのガーナに渡航し、ドライフルーツとカカオに関するプロジェクトを行っています。今回はガーナに実際に行って感じた衝撃と感動、そしてカカオとドライフルーツのプロジェクトの進捗状況についてお話します。

実は機械はいらない!? 行ってわかった現地の農業事情!

「アフリカの農業」と言ったら皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 地平線の先まで続く広大な大地を永遠と手作業で進めている…私はそんな光景を思い浮かべていました。そして農協のように農家の人々が機械を共有できるようなシステムがあったらいいな、そのシステムにマイクロファイナンスの手法を使って持続的な返済計画を立てることが出来たらいいな…そういったストーリーを描いていました。

ガーナに着いた私は農家の方にお話しし、この夏農作業を手伝わせてほしいと頼みました。そしてナタ片手に道を切り開き、何本もの大木を跨ぎ、川を渡り、3時間かけてやっと辿り着いた畑がこちらです。

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…!?と思った方、私も最初信じられませんでした(笑)

しかしよく見てください。男性の周りには細く尖った葉のパイナップル、奥には掌状のパパイアが見えます。ジャングルと共生する形で畑が存在するのです。

こういった場所に機械を持ち込んだり使用したりすることは難しく、日本と比べると効率がいい農業とは言えないかも知れません。しかしながら、自然の森に近い状態で栽培することで畑には多様性があり、単一栽培では出来なかった持続的な生産が可能となります。

当初描いていたプランは実行しないことにしました。それでも森をつくる農業である「アグロフォレストリー」が実践されている光景を目のあたりにし、素敵な農業の形だなと感動しました。

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Cacao Kizuna Project!

つづいて活動内容の1つである、カカオのプロジェクトについてお伝えします。このプロジェクトではワークショップとカカオ工場建設という、大きく分けて2つのことを行っています。

まずワークショップでは村で採れたカカオ豆から実際にチョコレートを作っています。村のカカオ農家のお父さんや子どもはカカオがチョコレートになることは漠然と知っています。

しかしながらチョコレートは高級品。とても遠い存在であり、カカオは彼らにとって「金のなる木」としてしか見られていません。少しでも興味深く近い存在となるよう、歴史やカカオが世界中に送られている話をしながらチョコレートを作るワークショップを頻繁に開き、作り終えたあとは子どもたちに配っています。

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一方、カカオ工場の建設は”加工=付加価値”による農家の収入増を目的としています。農家の人々は自分でカカオの可能性を広げたくてもその術がないからこそ難しいという状況にあります。そこで現在村人と協力しながらプチファクトリー建設を進めています。農家の収入増は児童労働抑止に繋がるので、このプロジェクトを何としてでも成功させたいです。

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EN-海外インターンシッププログラム-

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若者を対象に海外インターンシップを運営するアイセックの、ENというプログラムです。ガーナでの「コミュニティー開発」をテーマにした海外インターンシッププログラムを提供しています。