豊田通商は、アフリカの北西部に位置するモロッコ王国の農業・海洋漁業省傘下のモロッコ国立漁業研究所から海洋・漁業調査船1隻を子会社のCFAOと連携し受注しました。受注金額は約50億円となり、資金は日本政府とモロッコ政府の間で締結された円借款契約により充当されます。

モロッコの水産業が抱える課題!

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モロッコにおける水産業は自動車、リンに次ぐ主要な輸出産業であり、直接従事者は約17万人、間接従事者は約50万人と、同国の現地雇用においても重要な役割を果たしています。大西洋に面した優良漁場を有し、タコ、イカ、マグロなどの水産物を日本へも輸出していますが、2000年代以降漁獲量が不安定になるなど水産資源の長期的な管理が課題となっています。

この様な状況からモロッコでは水産資源調査の質の向上、高度化が求められていますが、調査船の老朽化や調査設備の不足から新規調査船の導入が喫緊の課題でした。

モロッコのインフラプ事業を強化する豊田通商!

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調査船完成イメージ図

豊田通商は、2016年12月のCFAOの完全子会社化、2017年4月のアフリカ本部創設に続き、2018年4月にはCFAOにTechnology & Energy本部を新設し、電力、港湾をはじめとしたエネルギー・インフラプロジェクトの共同開発を本格的に始動しました。

豊田通商は子会社であるCFAOと連携し、モロッコ国立漁業研究所から海洋・漁業調査船1隻を受注したと2018年10月3日に発表しました。受注金額は約50億円となり、資金は日本政府とモロッコ政府の間で締結された円借款契約により充当されます。豊田通商グループは、モロッコで自動車事業やヘルスケア事業などに長きにわたり取り組んできましたが、インフラ分野での受注は本件が初めてとなります。

今回が納入する調査船は、モロッコでは初となる本邦技術活用条件(STEP)を適用した円借款により資金が充当され、三井E&S造船・玉野艦船工場が建造します。2020年の竣工、2021年の現地納入を予定しています。新調査船により、従来の調査に加えて、深海の海洋生物や環境の調査も可能となり、海洋環境及び生物間の関係などを統合したエコシステムに基づく評価体制の構築や、深海水産物の持続的開発・利用のための調査が行われる予定です。

豊田通商は今回の案件を足掛かりとして、今後、モロッコのみならず、コートジボワール、セネガル、カメルーン等の仏語圏を含む北西部アフリカにおいてCFAOを拠点にプロジェクト開発を推進し、同地域における各国の産業の発展・持続的な経済成長に向けた取り組みを推進していきます。


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