ブロックチェーン技術を活用した国際送金サービスを提供するケニアのスタートアップ企業”BitPesa”と、SBIグループで日本最大規模の送金サービスを提供している”SBI Remit”が2018年9月よりパートナー提携しました。近年、アフリカ市場に対して日本企業の関心は高まっています。本提携により、現在発生している国際送金における摩擦をブロックチェーン技術を活用することで解消し、日本とアフリカ間での決済インフラの向上を目指します。

ビットコインを活用した国際送金サービスを提供!

Bitpesa
画像:BitPesa HP

東アフリカのケニア共和国を拠点とするBitPesaは、ビットコインを活用した国際送金サービスを提供するスタートアップ企業です。2014年に創業され、現在はケニア、ウガンダ、タンザニア、ナイジェリア、ガーナ、セネガル、コンゴ民主共和国の7ヵ国にサービスを展開しており、BitPesaが提携している85カ国への送金が可能です。現在、ユーザーアカウントは2万件を超えています。

国際送金は既存の銀行システムを利用すると、手数料が高く、時間がかかりますが、ブロックチェーン技術を活用することで、時間とコストを大幅に抑えることができます。またBitPesaは銀行口座だけでなく、ケニアのM-PESAに代表されるモバイルマネーサービスとも連携しており、モバイルマネーからの国際送金を可能にしています。

この様な取り組みに注目が集まり、米国のDraper VCから250万米ドルを調達するなど、これまでに総額600万米ドルの資金調達を実施しました。またオンライン送金プラットフォームを展開するスペインのTransferZeroを買収するなど海外展開を加速しています。

SBI Remit、アフリカ企業と初提携!

Bitpesa

BitPesaは、日本最大規模の送金サービスを展開しているSBI Remitと2018年9月よりパートナー提携しました。今回のパートナーシップにより、これまで課題の1つであった日本とアフリカの企業間の国際送金の利便性が高まることが期待されます。

1999年に設立されたSBI Remitは、SBIグループの子会社であり、日本のインターネットを中心とした金融サービスのパイオニアとしての役割を果たしてきました。 これまでSBI Remitは、世界的に成功している多くのブロックチェーン技術を扱うプロジェクトと連携してきましたが、アフリカ企業と提携したのは今回が初となります。SBI Remitを通じて、日本企業は主要な開発途上国の8通貨と日本円を含むG20通貨が安全で迅速に直接売買できるようになります。

またBitPesaとSBI Remitはパートナーシップ締結に関して、アフリカには急速に成長している産業の中でも特に日本の自動車、化粧品、エレクトロニクスなどの分野に注力していくと発表しています。例えば、日本の自動車ディーラーは、支払いオペレーションの効率化が可能となり、アフリカの消費者と日本の輸出業者との為替リスクを軽減することができます。

アフリカ市場における事業成長を促す!

BitPesaの創業CEOであるエリザベス・ロシエッロ(Elizabeth Rossiello)氏は、「アフリカ市場への関心は高まっていますが、ビジネス環境の未整備やビジネスの機敏な成長を支える金融インフラが欠如してるために、いまだにビジネス展開を躊躇する人々もいます。 BitPesaのビジョンである”フロンティア市場における事業の成長を加速させる”を目指し、アフリカから日本への資金流入を促進していきたい」とコメントしています。

またSBI Remitの代表取締役である安藤信男氏は、「BitPesaとのこの提携について非常に興奮しています。 アフリカはSBIグループにとって戦略的に関心度の高い地域であり、顧客とのパートナーシップ及びサービス向上のために、革新的なソリューションを模索してきました。日本とアフリカ諸国との協力関係が急速に高まる中、BitPesaのアフリカ市場における専門知識と技術を今後活用していきたい。」と話しています。


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