今年で6回目の開催となる「40億人のためのビジネスアイデアコンテスト最終審査会」が2019年2月2日(土)に開催されます。「ビジネスを通じて社会課題解決をしたい」という熱い想いをもった起業家が集まる国内唯一の途上国課題を解決するビジコンです。

今回はセミファイナリストに選出された「Ghiyon Denim Project~アフリカの大地で育む世界最高のダメージジーンズ~」に取り組む祇園涼介さんと沼本拓也さんに、事業内容や起業のきっかけ、ビジコンにかける想いについてお伺いしました。

なお当日、セミファイナリストがファイナリストとして登壇できるかは来場者の投票にかかっていますので、ぜひ会場で応援をお願いします!

ダメージジーンズでアフリカと繋がる

アフリカでダメージジーンズ

Ghiyon Denim Project~アフリカの大地で育む世界最高のダメージジーンズ~では、最高品質と評価される日本のジーンズをアフリカの人々に半年間着用して頂き、その間にできた履きジワや色落ちによるリアルなダメージジーンズの制作・販売を行います。

単なる「モノ」としての販売に止まらず、現地のムービー撮影と発信や、ジーンズ着用者と購入者がオンライン上で交流できるシステムを構築し、遠いアフリカの土地に友達を作ることを可能にします。ジーンズを「人生を映す鏡」として、人々を繋ぐ架け橋作りを目指しています。

ビジネスアイデアの特色はなんですか?

ジーンズの綺麗な色落ちに必要な要素は紫外線、ほこり、摩擦、汗の4つです。なんと地球上最強の色落ちしたジーンズを作るには、アフリカしかないんです。

僕たちの想いと現地のニーズ、アフリカの環境。世界を巻き込んだ、まさにロマンの塊のようなビジネスです。ブランド名や品質だけでなく背景やストーリーを含めたモノづくり。そんな新たな市場を切り開く革命的なジーンズを作ります。

このビジネスアイデアの想いはどこからきますか?

初めてアフリカに訪れた時、先進国から支援と称したゴミ同然の古着の数々に強い憤りを覚えました。アフリカは先進国のゴミ捨て場ではありません。先進国(新品)→ 途上国(中古)しかない中で、途上国(新品)→ 先進国(中古)という逆の流れを作りたいと思っています。

ただ、渡航前には周囲から「危ないぞ。死ぬ気か?」と周囲から反対されました。”アフリカ=危険”というイメージが一人歩きしています。これを払拭したいという想いが原動力となっています。

現地の反応はいかがですか?

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「自分たちが新品のジーンズを手にできるとは思わなかった」、「いつもは外国からの”お古”を履いているのに、今度は俺たちの”お古”が商品になるなんて面白い」、「そのダメージ生地を用いて、俺に作品を作らせてくれ」と、現地では好意的に受け取って頂いています。

普段の服と比べて怪我のリスクも下がり、それに伴う感染症も防ぐことができるため、学校制服として提供を求められる等、現地の人々からも応援して頂いています。

なぜ「起業」という道を選んだのですか?

私たちは現在2人とも大手企業で勤務しています。しかし、そこでは自分たちが社会に対して感じている違和感や課題を解決することができないフィールドだと感じていたため、自分たちで道を切り拓くことができる起業の道を選びました。

加えて、継続的に現地と関わり続け、社会に大きなインパクトを与えるためには単なるボランティアやチャリティではなく、ビジネスを通した持続可能な仕組みを作る活動が必要だと考えているためです。

最終審査会に向けた意気込みを教えてください。

世界にはボロボロの布を身に着けた、傷だらけの人がたくさんいます。一方、岡山県の特産品であるジーンズは分厚くて丈夫。毎日着ても汚れが気にならない魔法の衣服です。

そして、着用者の人生をダメージとして写し出す鏡でもあります。現地のリアルな生活を伝え、更に他の国々との繋がり作りが私たちの使命です。

ジーンズでできる国境を超えたコミュニティが芽吹く瞬間を御覧ください。今までにないビジネスプランで会場をかき回します!

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凡
Africa Quest.com編集長、IC NET TRADING AFRICA LTD CEO。証券会社を経て、青年海外協力隊としてケニアへ渡航。貧困地域に暮らす女性たちへの収入向上支援を行いながら、ケニアに雇用を生むことをビジョンにソーシャルベンチャーを共同設立。2015年9月まで約2年にわたり経営を行う。現在は、ケニアを拠点に農業・食品関連ビジネスの立ち上げ、日本企業のビジネス進出支援、Webメディア運営や講演・セミナー講師などアフリカと日本を繋ぐコーディネーターとして幅広く活動中。