女性器切除、エジプトやエリトリアなど世界中で2億人が被害が受けているとユニセフが発表

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ユニセフ(国連児童基金)は、女性器切除(女子割礼、Female Circumcision;FC)を経験した女性たちが世界30カ国で少なくとも2億人いるという報告書を発表しました。被害を受けた半数は、エジプト、エリトリア、インドネシアの3カ国の女性たちです。

報告書「女性性器切除:世界的な懸念(Female Genital Mutilation/Cutting: A Global Concern)」は6日、国連の「国際女性性器切除根絶の日」に先立って発表されました。女性器切除とはアフリカを中心に行われる風習であり、女性器の一部を切除あるい切開する行為のことであり成人儀礼のひとつ(Wikipediaです。

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統計データによると、被害を受けた14歳以下の女性は4,400万人に上ります。この年齢層で最も多いのはガンビアで56パ%、モーリタニアで54%でした。また15歳から49歳までの女性では、ソマリアで98%、ギニアで97%、ジブチで93%とアフリカ諸国が高い水準にありました。ほとんどの国では、多くの女の子が5歳の誕生日を迎える前に女性器切除を受けていることがわかります。

「持続可能な開発目標(SDGs)」には、2030年までに女性器切除を根絶するという目標が盛り込まれいます。今後、廃止に向けた国際社会の関与がこれまで以上に強まっていくと考えられています。15歳〜19歳においては過去30年間で、リベリアで41%、ブルキナファソで31%、ケニアで30%、エジプトでは27%減少しています。

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報告書のPDFデータ(英文)はこちらからダウンロードいただけます。http://www.unicef.org/media/files/FGMC_2016_brochure_final_UNICEF_SPREAD.pdf


参照/画像元:プレスリリース

 

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