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日産自動車とハスナウイ・グループは、アルジェリアおよびアフリカ全土にわたり拡大が見込まれる顧客需要を鑑み、総額1億6千万ドルを投資して、アルジェリアに新しく自動車工場を設立すると発表しました。新工場は乗用車と小型商用車63,500台の年間生産能力を有する予定です。日産は2021年までにアルジェリア屈指の自動車ブランドに成長することを目指しています。

市場拡大が期待できるアルジェリア

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アフリカ北部に位置するアルジェリア民主人民共和国は、アフリカ大陸において最も領土が広い国であり、人口は4,220万人です。アフリカ連合とアラブ連盟と地中海連合とアラブ・マグレブ連合に加盟しています。経済の中心は,原油・天然ガスなど炭化水素分野で、原油生産量は世界第18位(2016)、天然ガス生産量は世界第10位(2017)となっています。

またアルジェリアは、2021年までにアフリカ第2位の規模を持つ市場になるとみられ、アルジェリア政府は経済の多角化をめざし、現地サプライヤの基盤を拡大しつつ、最終的には年産500,000台まで生産を拡大することを目標としています。

アルジェリア屈指の自動車ブランドへ!

日産自動車とハスナウイ・グループは、2018年12月6日にアルジェリア政府の承認を受け、これから数週間のうちに共同出資によるジョイント・ベンチャーを設立します。ハスナウイ・グループは、1964年にアブダラ・ハスナウイにより設立され、製造、流通およびサービス業界に利益をもたらし、アルジェリア経済の中心的役割を担ってきました。ハスナウイ社は、フェリエル・ハスナウイとセフィアン・ハスナウイという2人の共同社長のもと、アルジェリア経済の価値創出に尽力している企業です。またハスナウイ社、日産のパートナーとして25年にわたってアルジェリアにて日産車の販売を手掛けています。

日産は、中期計画『Nissan M.O.V.E. to 2022』に則り、アフリカ、中近東およびインド地域におけるプレゼンスを倍増する計画です。アルジェリアのような新興市場に生産工程を拡大するのは成長戦略の一環です。日産は既に南アフリカ、エジプト、ナイジェリアに工場を保有しており、アルジェリアの新工場により、アフリカ地域での日産の潜在的生産能力は、総計約200,000台にまで拡大する予定です。

今回の新工場では将来、乗用車と小型商用車63,500台の年間生産能力を有する予定で、複数のモデルを生産します。日産の自動車工場の新設により、中長期的には、アルジェリアにおいて少なくとも1,800の雇用が創出されると期待されています。日本から派遣する日産チームが、アルジェリアのサプライヤと共働し、技術的なサポート、トレーニング、スキルの交換を通して現地のサプライチェーンの発展に努めます。

またハスナウイ・グループの子会社に当たる日産アルジェリアは、販売台数の増加予想に従い、現在35店舗の販売網を拡大する予定です。これにより日産は、2021年までにアルジェリア屈指の自動車ブランドに成長することを目指しています。

アルジェリアの強い産業力を!

日産のアフリカ・中近東・インド マネジメント コミッティ(MC AMI)担当の専務執行役員(SVP)のペイマン カーガーは、「新型モデルと革新的なテクノロジーをもたらすことで、日産は、アルジェリアの顧客の期待に添えるようになります。ハスナウイ・グループと協力し合う中で、当社は、アルジェリアの素晴らしい製品やサービスといった強力な財産を既に享受しております。日本のエンジニアリング技術を活用して生産ハブを築き、部品産業の発展に努めていきます。」とコメントを発表しています。

またハスナウイ社長のセフィアン・ハスナウイ氏は、「雇用と現地化を軸にした産業化はこの国の発展を約束するものです。そして、真の持続可能な価値を持つ我が国の経済は我々に富みと強い産業力をもたらします。」新工場設立に期待の声を寄せています。


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