上智大学、アフリカ開銀と連携協定を締結!アフリカの将来を見据えた教育・研究活動を推進!

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上智大学はアフリカ開発銀行(AfDB)と教育提携に係る協定を締結した2019年3月25日に発表しました。調印式が3月8日にAfDB本部にて執り行われ、曄道学長と同銀行のチャールズ・ボアマ上級副総裁が協定書を取り交わしました。AfDBが研究交流のみではなく、学部学生の長期研修も含まれる包括的な教育連携協定を日本の教育機関と締結するのは、今回が初となります。

アフリカ開発銀行とは!?

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アフリカ開発銀行(AfDB: African Development Bank)は、アフリカ加盟国政府へのインフラ投資や技術協力、また民間企業による投資の促進や開発プロジェクトへの支援などを通じて、加盟国の経済・社会開発の促進を目的とする国際機関です。2012年には、アジア代表事務所を東京に開設しました。

上智大学、アフリカの現地大学・機関との連携を強化!

上智大学は、学生が社会で中核的な役割を担う数十年後を見据え、「最後の巨大市場」と位置づけられ、急激な経済成長を遂げているアフリカ地域に対する視点を在学中のうちに養う機会を提供しています。同大学は、グローバル社会において存在感を増すアフリカをグローバル化推進の戦略的展開地域と位置づけ、総合グローバル学部を中心としたアフリカ研究の推進、アフリカへの理解を深める全学イベント「上智大学アフリカウィーク」の実施、長期休暇中に実施されるアフリカでの短期プログラムの開講してきました。

またカトリック・イエズス会ネットワークを活用した現地大学や教育機関との協定締結など、日本国内の他大学に先んじて、同地域との教育・研究交流を活発に展開しています。2019年3月現在、 Université d’Abomey-Calavi(ベナン)、University Ouaga II(ブルキナファソ)、 Catholic University of Central Africa(カメルーン)、Centre de Recherche et d’Action pour la Paix(コートジボワール)、The Catholic Institute of Business and Technology(ガーナ)、Stellenbosch University(南アフリカ)の6校と協定を締結しています。

上智大学はこの様に国際協力の分野で活躍しうる次世代の人材育成のため、国際機関との連携を積極的に推進しています。中でも、国際協力の構造を理解する機会の提供を目的に、AfDBをはじめとした開発金融機関との提携に力を入れています。3月18日には、世界銀行グループと共催で、同行でのキャリア形成や採用について理解を深めるキャリアセミナーを共催し、学内外から多くの学生や社会人が参加しました。

上智大学では、学生が早い段階で国際機関のプロフェッショナルから学ぶ機会を得ることを重視し、国際協力人材育成センターを中心に、国際協力分野を志す学生への情報発信や、国際機関との共催キャリアセミナーのほか、高校生を含む若者を対象としたプログラムなどを展開しています。

アフリカ開銀と提携!共同で教育プログラムを実施へ!

上智大学は、アフリカ開発銀行と教育提携に係る協定を2019年3月8日に締結しました。本協定では、同大学の学部生を対象とした研修プログラムを設計していくことをはじめ、共同講座やセミナー・シンポジウムの開催などについて合意しています。AfDBが研究交流のみではなく、学部学生の長期研修も含まれる包括的な教育連携協定を日本の教育機関と締結するのは、今回が初となります

上智大学では、2015年1月に日本の教育機関としては初の試みとして、AfDBのアジア代表事務所と教育提携合意書を締結しました。これまでにアフリカ開発および国際協力に関する連携講座の実施、セミナーやシンポジウム等のイベントの共同開催、同事務所への本学学生のインターンシップ派遣などを通じて交流実績を重ね、今回のAfDB本部との協定締結に至りました。

そのほか、AfDBによる日本・アフリカドリーム奨学金制度(アフリカの学生に2年間エネルギー関連分野について大学院で学ぶ機会を提供)の受入れ大学となっており、今後もアフリカからの留学生を積極的に受け入れていきます。


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