スポーツX、ガーナでプロサッカークラブの経営権を取得!若手選手の発掘と育成を目指す!

スポーツX株式会社は「Akosombo Krystal Palace」を買収し、西アフリカにおける本格的なプロサッカークラブ経営を目的とした新会社「Kings Palace Akosombo」をガーナ国内に設立しました。2021年ガーナプレミアリーグ優勝を目指し、プロサッカークラブ経営のみならず、日本発のアカデミー機関を設立し、アフリカでの事業展開をしていきます。

西アフリカの大国、ガーナとは!?

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アフリカ西部に位置するガーナ共和国は、日本の約3分の2の国土、西アフリカではナイジェリアに次ぐ人口2,883万人を誇る国です。

進出日系企業数は44社、在留邦人数は361人(2017年)と、どちらも西アフリカ20か国のうち最多となっています。西アフリカの大半がフランス語を公用語としている中、ガーナは英語を公用語とするナイジェリアと並ぶ数少ない英語圏で、コミュニケーションへのハードルが低くなっています。

近年の大きな動きとしては、2010年12月に開始された石油の商業生産が挙げられ、石油収入を含めた2011年の経済成長率は15%を記録しました。また、2010年11月に適用されたGDP新算出法を基に計算した2019年の1人当たりGNIは1,190米ドルとなり、世銀の分類で中所得国となっています。

スポーツX、ガーナのプロサッカークラブ経営に参入!

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スポーツのクラブ運営、スクール運営のノウハウ提供を中心としたスポーツコンサルティング事業など幅広く展開するスポーツX社は、ガーナの「Akosombo Krystal Palace」を買収し、西アフリカにおける本格的なプロサッカークラブ経営を目的とした新会社「Kings Palace Akosombo」を設立しました。

新会社が今後運営するのはプロサッカーリーグDivision1(2部相当)のキングス・パレスFC・アコソンボ (Kings Palace FC Akosombo)です。スポーツXは新会社の株式を60%保有し、アフリカサッカー市場に深くコミットすると同時に、アフリカの若者への機会提供、アフリカ大陸でのパートナーシップ締結を目指します。

スポーツXは近年、アフリカサッカー市場への進出を目的としてガーナサッカー界との関係を深めてきました。保有する関西地域リーグ所属「おこしやす京都AC」では東京五輪代表候補を含む5名のガーナ人選手がJリーグへのステップアップを目指して活躍しているほか、昨年はガーナのトップリーグで2シーズンにわたり監督として指揮を執った八橋健一がアドバイザーに就任しました。

今回スポーツXが買収し運営することになった「キングス・パレスFC・アコソンボ」は八橋健一が指揮を執り、今後のステップアップを目指す有望な若手選手の発掘に務めます。

選手の持つ本来の能力を開花させる!

しなやかで強靭な身体能力を有する西アフリカ出身選手は、今後ますます日本ならびに欧州のサッカー市場で存在感を増していくことが予想され、なかでもガーナには西アフリカ諸国でも群を抜き日本と親和性が高い選手が存在します。その国民性は争いを嫌い、規律を重視した温和な人々が多いなど日本社会と似た特長を持ちます。

また、ガーナは英国領からの独立後も英国連邦に所属し、公用語も英語であるため出身者が世界で活躍するにあたって言葉の問題もクリアが容易である利点もあります。

外国人選手の能力を伸ばす取り組みとして、日本プロ野球では1990年に日本との物価差に着目した広島カープがあります。ドミニカ共和国に設立した野球アカデミーで、広島カープを経て米国MLBニューヨーク・ヤンキースにステップアップ後、日米通算2000本安打を達成したソリアーノ選手を発掘するなど、日本との物価の違いを利点とした運営で目覚ましい成果を上げました。近年も広島カープのセ・リーグ3連覇に大きく貢献した選手を複数輩出しています。

キングス・パレスFC・アコソンボは、カープアカデミー同様、ガーナ出身の若手選手たちに適切なサッカー環境を提供することで、選手本来の能力を開花させ、より高いレベルの環境へとステップアップする機会を提供します。

今回の新会社設立によりスポーツXは、ガーナ社会の特長を活かしながらアフリカのサッカー市場開拓に務め、多くの若者に活躍の機会を提供し、今後のアカデミー事業、スポーツ教育事業をアフリカ全土へ展開していくノウハウの獲得を目指します。


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