アフリカ・ガーナに来るなら押さえておきたい!〜すぐに仲良くなれる、ガーナの文化8選〜

5) 侮るなかれ、雑談力

上司と打ち合わせたいことがあり、会いに行くとします。

日本ではどうするでしょうか。
忙しい上司にあまり時間を使わせないように、用件はなるべく端的にまとめて。

事前にメールで書類を送って読んでもらっておいて、会った時に短時間で効率的に話せるように、という配慮まで普通にするかと思います。

しかし、ここはガーナ。
上司との会話は「How are you?」から始まり

日本にいるご家族は元気かい?
ちゃんと連絡している?
ホストファミリーは元気かい?
ガーナにいる日本の友達は元気でやってるかい?
最近仕事の進み具合はどうだい?
今日何食べたの?
またバンクーとオクロシチュー?それ、ほんと好きだよね。

てな感じです。これを毎回やります。笑
すごいでしょ。日本でやったら怒られそう。

少し面倒くさい気もするけど、声をかけられたらなるべく止まって雑談しましょう。

ガーナにおいて、雑談はとっても大切。

人々はこういう会話を本当に大切にしていて、私はそういうガーナが好き。
とっても豊かだなと思います。

私自身特に用事がなくても、職場(郡役所)の色々な部署を覗きに行ってコミュニケーションを取るようにしています。
相手がそんなに忙しそうじゃないからできるんですけどね!
むしろ暇そうにしているので、会いに行くと喜ばれます。

でもこれが後々自分の仕事のため情報が欲しかったり、コピー機を使わせてもらいたかったり、いろんな時に協力してもらえる秘訣なんです。

6) ガーナ流ジョーク、上手に付き合いましょう

初対面でも「結婚して」「お金ちょうだい」「日本から何持ってきてくれたの?」
ちょっと旅行してきたんだ、と言うと、「お土産何持ってきてくれたの?」

ガーナで生活していると、これらガーナ流ジョークの洗礼にあいます。

可愛いジョークじゃん!と思われるかもしれませんが覚悟して臨んでください。これが1日に3回も4回も毎日毎日、それも全部違う人から言われると、だんだんイライラもしてきます。あくまで私の主観ですが。

面白い切り返しを考案して自分も楽しむのが一番いいでしょう。どうしてもしんどい時は「それジョークって知ってるけど、嫌いだから私には言わないで。」と意思表示しています。

7) 魔法の言葉「マッチョー!!!」

私より前にガーナに来て活動をしている、先輩の隊員さんと話す機会があります。そこで耳寄りな情報をゲット。

ガーナ人男性は「マッチョー!!!」に弱いらしい。
え、マッチョって英語?

辞書を引いてみると
macho<スペイン語>と書いてある。
そうだったんだ・・・

実際に値段交渉の際など、「マッチョー!!!もうちょっとまけてよ」をやってみると、かなりデレデレして値引きしてくれます。個人差はありますが。すごいぞマッチョ。

思えば負の遺産、奴隷貿易に使われていた要塞を見に行った時も、ガイドさんが
「白人は我々の強靭な肉体に目をつけて、奴隷貿易を始めたんだぞhahaha」
と豪快に笑っていて、なんかあまり悲しい気持ちになれなかったという思い出があります。

あと食べ物を勧める時も
「たくさん食べて俺/私のように強くならなきゃダメだよ」
と言われる。

みんな自分の身体の強さを誇りに思っているのだ、とつくづく思う毎日です。

8) 基本姿勢は「信じない」

最初に言っておきますが、これは人柄や性格を信じないって訳じゃないですよ。
ガーナ来てから騙されたとか、悪意を持って何かされたってこと全くないです。

本当にみんな人がいい。

じゃあ何を信じないかって、
「明日◯時に会おう」「これやっておくから」
の類ですね。まず信じてはだめです。

がっかりしたくないし、イライラしたくない。
だから基本姿勢は「信じない」。

ネガティブに聞こえますか?

いやいやこれ、すんごくポジティブなんですよ。
信じなきゃ早めにリスク回避に動ける。

「あれ貸してくれるって言ったけど、信じない!」
と考えて3〜4軒違う人にも聞いておく。

「明日までに終わらすって言ったけど、信じない!」
と考えて1週間は早くから動いておく。

すごくいい訓練になります。

日本人としてやっぱり時間を守らないのには抵抗があるので、もう待つこと覚悟で時間通りに行きます。
その代わり暇つぶしのレパートリーを増やしておきます。

本やPCは必須です。
近くの子どもたちにちょっかいを出したり、ミニ折り紙講座までやっちゃいます。

「待ち上手」になったと思います。

そういう自分も悪くないかな!
ということで基本姿勢は「信じない」

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待ち時間で日本語講座!

長文、最後までお読みいただきありがとうございました。

この5ヶ月間文化の違いに揉まれながらも、こんな気づきがありました。
需要はほとんどないかもしれませんが、ガーナの空気感を少しでも感じてもらえればいいな!と思っています。

観光名所等まだまだ乏しいガーナではありますが、ガーナの人々と話して文化を感じるだけでもとっても楽しいと思いますよ。
是非お越しください〜^^

また来週!!

Akane Kobayashi

原文元:ガーナに来るならこれは押さえておきたい!〜こんな文化があります | W.W.J.world – http://wwj.world/
Photo credit: tphilosophia via Visual hunt / CC BY-NC-ND


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