日本とマラウイを結ぶ地域の力、一村一品運動とは!?〜青年海外協力隊のOVOP活動〜

現在ではマラウイ国内で生産者グループは100を超え、カポロビューティーソープの他にもマラウイハニー、クッキングオイル、OVOP米などの人気商品も生まれています。販売場所もアンテナショップやバザーに加え、リロングウェ市内のカフェや雑貨屋にも拡大しています。

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写真:売れ筋商品の一つマラウイハニー
・マラウィ人購買者向けのプラスチックボトル(左)
・旅行客を対象にした商品のグラスボトル(チテンジ付き)(真ん中)
・日本販売商品のMalawi Honey(ボトルデザインは日本側の販売業者によるもの)(右)

購買者や販売場所に合わせてデザイン、パッケージ、値段を変えているのも工夫の一つです。協力隊員の中でも品質の安定したOVOP商品の人気は高く、ソープやオイルを普段使いに購入したり、お土産に買って帰っています。

しかし、定期的な受注がないことが課題でもあり「グループの持続的な生産活動のためには売り続けることが大事」と、グループへの市場開拓支援に加え、国内ホテル、ショップ、空港など、購買力の高いリロングウェを中心とした首都における販売経路の確保に力を入れています。

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青年海外協力隊員とのコラボレーション。さらなるコミュニティ開発へ。

実はOVOPは事務局業務だけでなく、地方に派遣された青年海外協力隊員の活動とも深く関わっています。農村や施設に派遣された隊員はアクセサリーや小物を現地で作り、現金収入の取得を手助けすることがあります。その商品の販売の窓口になるのがOVOP事務局なのです。隊員の任期は原則2年。そのため今までは隊員が帰国するとなかなか活動が持続しないという問題点がありましたが、販売経路をOVOPがサポートすることによって隊員の帰国後も商品の制作や販売が継続され、現地の人の現金収入に繋がっています。OVOPとしても、活動意欲のあるグループを見つけるきっかけになっています

首都から南へ1時間ほどの街、デッザのクセサマラウイグループでは協力隊員のアイデアにより、瓶の蓋とチテンジを使用した6角形の鍋式「ポットマット」の作成と販売が始まりました。隊員は2年前に帰国しましたがグループの活動は続き、現在でもOVOPでの販売が続いています。

Empower Community. Generate Wealth.コミュニティの力を引き出し皆で豊かになろう。」

日本で発祥したOVOPは遠く離れたマラウイで、ゆっくりとしかし着実に芽を出し葉を広げ、地域を盛り上げています。OVOP Malawiの取り扱っている商品、商品情報などはFacebookページまたは公式ホームページをご覧ください!

26-3青年海外協力隊(マラウイ) 理学療法士 矢倉厚子


マラウイ青年海外協力隊が運営するホームページ「E-Zikomo(イージコモ)〜マラウイの歩き方〜」
現地の協力隊員だからこそ分かるディープなマラウイ情報発信中!
こちらまでアクセス!
URL: http://malawizikomo.wix.com/malawi-e-zikomo


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