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エルニーニョ現象の影響を受け、大規模な干ばつが起こっているエチオピアの最新の現状を、ユニセフが4月1日付で発表しました。人道支援のニーズは、2015年比の3倍に膨れ上がっています。緊急の食糧支援を必要とする人は、総人口の10%以上となる1,000万人以上に上ると見られています。

農民に直撃!常に異常気象の被害に悩まされ続けているエチオピア。

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アフリカの東部に位置するエチオピアでは今、エルニーニョ現象の影響による異常気象によって、この数十年で最悪レベルの干ばつに見舞われています。エチオピアは、これまでにも繰り返し洪水や干ばつに襲われてきた国で、それ自体は珍しいことではありませんが、今回の干ばつはその規模と被害の甚大さが、これまでの経験をはるかに超える事態となっています。

エチオピアでは労働人口の85%が農業に従事しています。2015年、その生産高の80%以上を支えている雨期に雨が降らなかったことは、人々の生活に大きな打撃を与えるとともに、収穫がなく食糧備蓄が減る今年の“lean season”には非常に厳しい状況になることが予想されています。

食糧支援が必要な人は1000万人!?エチオピアの現状とは。

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人道支援のニーズは、2015年比の3倍に膨れ上がっています。緊急の食糧支援を必要とする人は、総人口の10%以上となる1,000万人以上に及びます。また、600万人に上る子どもたちが、飢餓や病気、水不足の危険に直面しています。

栄養不良も急速に広がっており、重度の急性栄養不良の治療が必要な子どもは45万人。さらに220万人の子どもや妊産婦が、中度の急性栄養不良状態にあります。また干ばつが原因で質の高い教育を受ける機会を失った子どもや若者は210万人、また安全な水やトイレの支援が必要な人々は、580万人に上ると見られています。

近年で最も酷かったと言われる2011年にアフリカ東部(アフリカの角地域)で起きた食糧危機と比べても、今回の状況の深刻さがわかります。

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すでにアフリカで最も隣国からの難民を受け入れているエチオピアでは、水や食糧を求めてさらに人々が移動し、そのことが民族間の緊張を高めるのではないかと懸念されています。エチオピアは、2016年2月時点で73万人以上の難民を受けて入れていると見られています。


引用元:PR TIMES

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