私が日本を出た理由。~西アフリカ・ガーナで活動する青年海外協力隊より~
“弱い立場の人に希望を与える生き方がしたい” これが私をここへ連れてきた全ての原動力です。この言葉だけ見るととても素晴らしく美しく見えてしまいますが、これは私の経験に基づいた一つの指標です。
西アフリカのガーナで理学療法士として義肢装具センターで活動しています柴田沙希です。
活動の様子はこんな感じ。
私は子供の頃に父を失い金銭的に裕福とは言えない家庭で育ちました。そのため3つの奨学金を借りて高校・理学療法士養成校を卒業しました。私は子供の頃新しい自転車や洋服を買ってなんて言ってはいけないと本気で思っていたし、学費の高い学校に行くことなんて出来ないと思っていました。ましてや自分が海外に行くことなんて想像もしていませんでした。
私の借りている奨学金は、金銭的理由から学校に通うことが難しい子供のために社会からの善意で集められたお金が含まれていました。また心のケアプログラムの一環として私は多くの遺児たちと話をする機会を得ました。そんな中私は素晴らしい人達との出会いによって金銭的にも精神的にも支えられてきました。
「私も私を支えてくれた人たちのように人に希望を与えるような生き方がしたい」そう思うようになりました。
心のケアプログラムの一環で海外の遺児に会う機会がありました。彼らとの出会をきっかけとして途上国の状況等に興味を持つようになりました。
最も弱い立場の人は日本ではなく海外にいるのではないか?それが私が海外に出た理由です。 今回は西アフリカから柴田がお届けしました~
Saki Shibata
原文元:私が日本を出た理由~西アフリカより~|WWJ Project
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