日本ではランナーズ人口が増え、トレイルランなどもだいぶ定着してきている印象を受けますが、Africa Questをご覧の皆さんはトレイルランとかトレッキングとか関心ありますか?

Africa Questをご覧の方の中にはやはりアフリカでのビジネスや開発協力に興味関心がある方も多いのではないかと勝手に想像しています。

そこで、今回は長距離ランナー大国、エチオピアにおける面白そうな情報のご提供です。

コミュニティーに還元するツアー:コミュニティーツーリズム

エコツールズムなるものが話題に上ってから随分経つ気がしますが、エチオピアではコミュニティーに利益が還元されるコミュニティーツーリズムが盛んです。

これは主に先進国の旅行者のニーズにもあっていると感じるところが多々あります。

あまりにも作られたツアーだと興ざめしますよね?

でも、コミュニティーツーリズムはローカル感あふれる地に足ついたツアーが多いです。

今回は僕が参加したコミュニティーツーリズムとしてのトレッキングを2回に分けてご紹介です。

トレッキングするならアフリカ、エチオピアへ。

アフリカといえばサバンナでのサファリ。ライオンやキリン、ゾウやチーターなどの野生動物を見るのが魅力です。

でも、アフリカにあるのはサバンナだけではありません。世界最古の砂漠や素敵なビーチリゾート、荘厳な滝や雄大な大河などの大自然もアフリカの魅力でしょう。アフリカといっても大きな大陸なので、その魅力は多種多様です。

そんな魅力あふれるアフリカの中でもひときわ際立って特徴的なのがエチオピアです。サブサハラアフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカ)とは大きく異なる独特の文化や歴史を持つエチオピアには、素敵な自然遺産もあります。また、4,000mを超えるアビシニア高原からは近隣国に流れゆく大小様々な川があります。ナイル川の源流である青ナイル川もエチオピアから流れています。

豊かな自然遺産と長年の歴史遺産を楽しめるエチオピアではヨーロッパからの観光客にとって素敵なトレッキングサイトです。

当時4歳の息子と0歳の娘を連れて行ったコミュニティートレッキングを今日はご紹介します

申し込んだトレッキングはコミュニティーツーリズム

旅の始まり

まず幹線道路沿いの町でガイドとなるMurat(ムラット)さんに会う。コーヒーを飲みながら注意事項などを聞き、いざ出発!まずは荷造り、というかミュールへの荷物積み。

(1) 荷物はミュールに乗っけて移動
(1) 荷物はミュールに乗っけて移動

過去にトレッキング行った方の話では「荷物をミュールに積んでいる間にノミがついた!」ということだったので、ミュールに積む荷物は全部大きなビニール袋の中に。ちょっと失礼かと思うのですが、バックパックの中の衣服にノミがついて後で痒くて辛い思いはしなくないのです。

我が家がミュールに背負ってもらったのは、大きなバックパック一つとここまできてきた防寒着。ミュールの背中には普段は20リットル入りのポリタンクに水を入れて運ぶ用の荷置きが取り付けられている。ミュールも重い荷物を持つのが仕事とはいえ大変です。

我が家が選んだトレッキングコースは町から1日歩いてテーブルマウンテンの麓に泊まり、その後別の山の頂に泊まり、最後は下山して車にピックアップしてもらうというプラン。今日は1日中歩く一番辛い1日です。

町を出発すると子供たちが寄ってきました。

(2) 街ではこんなお出迎えも
(2) 街ではこんなお出迎えも

なんなんでしょう、、戦隊モノ?なかなかよくできていたので思わず写真を撮ってしまいました。

歩き始めて30分もしない頃、3歳の息子はギブアップ。早っ!!!
ドレッドヘアのガイド、ムラットさんがあらかじめ準備していた馬に息子を乗せてくれました。

(3) トレックできない息子は馬の背中へ
(3) トレックできない息子は馬の背中へ

馬に乗ると結構高くて怖いんですよね。息子は最初は怖くてガチガチに固まっていました。でも、それ以上に歩きたくないので、怖くても嫌でも馬にしがみついて進むことに。結局、3日間ほとんど馬に乗ったままの王子トレッキングをすることになるのですが、結果的に小さい子どもには馬に乗って移動するのが一番だと後になって思います。

延々と歩く、歩く、歩く

朝10時過ぎに出発して、とにかく歩きます。途中、ドレッドヘアのガイド、ムラットさんが準備してくれていた軽食をとったり、妻が持参したおやつやバナナを食べたりして休憩しながら、とにかく歩きます。

ちなみに、0歳の娘は子どもが座れるバックパックに入れられるか、抱っこ紐で抱っこされるかしていました。子どもも大変でしょうが、背負う親もとても辛かったです。まだ、10キロもない赤子ですが、炎天下の中ずっと歩いている間背負い続けるのは苦行の中の苦行とでも言えるくらい、忍耐力が試されるものでした。

歩くことより何より辛かったのは、娘を背負うことだったので、妻と僕で嫌々ながら交代で背負いましたよ。ごめん、娘!

でも、周りはこんな素敵な景色なんです。

(4) こんな山があちこちに
(4) こんな山があちこちに

まるでオーストラリアにあるようなテーブルマウンテンがあちこちにあって景色は壮観でした。歩く道はでこぼこで、背負う娘は重かったのですが、ふと顔を上げて周りの景色を見るとスーッと感動がこみ上げてきます。

トレッキングはある種の苦行なのかもしません。

そして、7時間以上歩いて到着したコミュニティロッジはここ。

(5) 山の中腹にあるコミュニティハウスが宿泊地
(5) 山の中腹にあるコミュニティハウスが宿泊地

テーブルマウンテンの中腹にある石積みの家。ダイニングルームとキッチン、トイレ、水浴び場のほか、ゲストルームが2部屋あります。

ゲストルームにはシングルよりちょっと大きいくらいのベッドが2つあります。ベッドといっても石造りの台の上にマットレスを置いたシンプルなベッドです。

我が家は家族4人で安眠。歩いて歩いて歩いた後なのでぐっすり寝ました。


次回へ続く!

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Itsuro Takahashi
1974年生まれ。開発協力ワーカー/ブロガー。 主に村落開発、水・衛生をフィールドに、インド、ザンビア、エチオピアに駐在。タンザニアでは主夫・子育てを2年間経験。趣味はサッカーと読書。関心事項はローカル、社会起業、ファンドレイジングなど。