日常生活で感じるエイズ 〜アフリカ・マラウイにいて感じた、HIVが蔓延する3つの原因〜

マラウイのエイズ問題

HID感染者の数は1,100,000人。15歳以上の大人で、10人に1人が感染者。(2014年、UNAIDS)
道行くひとの10人に1人がエイズという国。こう考えると、かなり高い数字です。

以下の図の赤色の地域がより多い地域。やはり都市部に感染者は多いです。

AIDSAIDS (Malawi AIDS Response Progress Report 2015 2016.4.25)

エイズって?

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そもそもエイズとは?

エイズの正式名称はAIDS:Acquired Immuno-Deficiency Syndrome(後天性免疫不全症候群)。
エイズはHIV感染した結果、起こる病気。

免疫に大切なこれらの細胞が体の中から徐々に減っていき、普段は感染しない病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。
この状態を「エイズ」と言います。

※HIVはHuman Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)が、ヒトの体をさまざまな細菌、カビやウイルスなどの病原体から守る(このことを”免疫”といいます)のに大変重要な細胞である、Tリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などに感染するウイルスのこと。

HIVはどうやったらうつるのか?

ご存知の方も多いかもしれませんが、エイズは手をつないだり一緒に過ごしただけではうつりません。

HIV感染を防ぐには血液、精液、膣分泌液などに多く分泌されるので、それらの体液が粘膜や傷のついた皮膚に触れないようにすることが必要。

輸血や針刺し事故も危ないのですが、
一番多い感染経路は性行為。次に多いのが母子感染。

そのため、性行為の場合は、必ずコンドームを使用すること、また、相手に使用してもらうことがとても重要です。

詳しくはこちら!HIV相談検査マップ (2016.4.25)
HIV・エイズについてとても分かりやすく書いてあります。

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