ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)のロンドン・マラソンが24日、ロンドンの市街地で行われました。男子はケニア出身のエリウド・キプチョゲが世界歴代2位となる2時間3分5秒で、2連覇を達成しました。女子もケニア出身のジェミマ・スムゴングが2時間22分58秒で初優勝しました。薬物使用問題の不祥事で影を落としていたマラソン大国のケニアにとって久々の明るいニュースとなりました。

男子で優勝した元男子5000メートル王者のエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)は、世界記録にわずか7秒届きませんでしたが、世界歴代2位で大会新記録となる好タイムを叩き出しました。2位にも同じくケニア出身のスタンリー・ビウォット(Stanley Biwott)が2時間3分51秒で入り、上位を独占しました。次いで、5000メートル、1万メートルの世界記録を持ち、北京五輪2冠のエチオピア出身のケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)が3位に、2014年9月のベルリンマラソンで2時間2分57秒の世界記録を樹立したケニア出身のデニス・キメット(Dennis Kimetto)は2時間11分44秒で9位に終わりました。

女子はケニア出身のジェミマ・サムゴング(Jemima Sumgong)が2時間22分58秒で初優勝しました。2位にはエチオピアのティギスト・トゥファ(Tigist Tufa)が、3位にはケニア出身のフローレンス・キプラガト(Florence Kiplagat)が入りました。

アフリカの東部に位置するケニアは、2012年のロンドン五輪以降、禁止薬物による陽性反応がでたことで、約40人近い陸上選手が処分を受けていました。組織的ドーピングにより世界中の話題となったロシア陸連と同じく、世界反ドーピング機関(WADA)はケニア陸連を監視リストに入れていました。一時はリオデジャネイロ五輪への出場資格停止の処分が科される可能性が高まっていたため、ケニア政府はドーピングに関する新しい法案を成立させるなど対応に追われていました。

今回の好結果は、暗い影を落としていたケニア陸上界にとって、明るい話題となりました。既にリオ・オリンピックへの選手出場の目処はたっているため、夏にもケニア出身の陸上選手の活躍が期待できそうです。

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