ボツワナに憲法9条はいらない。

ツワナ語には「ごめんなさい」がない

正確に言うと無理矢理 「許してください」にあたる言い回しを作ってるんですが
日常生活で使う事はないので現地語レッスンでも習いません。
不審に思って聞いてみると

私  「I’m sorryはツワナ語でなんていうんだ?」
ボツ人「SorryはただのSorryだな。」

だそうで、日常的に使わないんです。
たまに「ケ コパ インツワレーレ(直訳 I’m asking excuse)」だと応えるひともいましたが、
その人が使ってるのはみたことがありません。

というかそもそも、謝らないんですよ・・・笑

遅刻しようが、サービスにミスがあろうが、謝らない。
最初のころはかなりイラっときました。

ボツワナ人に怒ったりすると、怒濤のいい訳が始まるのが通例です。
別に訴訟国家で謝ると罪を認めることになるからダメということではなく、
言語自体がないんです。

グローバルなビジネス教育受けてる人はちゃんと謝りますけどね。
そうでない人は基本あやまらない文化です。

怒りをどうやっておさめているのか?

人間関係の中でこじれることって誰でもあるじゃないですか。
ごめんなさいってそういう時にとりあえず役に立ってる言葉だと思うんです。

実際、日本語のごめんなさいのバリエーションってすごい、
ごめんなさい、申し訳ございません、恐縮です、謝罪します、失礼しました、許してください・・・等、
状況によって色々使い分けているし、
何度も言う場合は言葉がかぶらないようにしたりまする謝罪文化国です。
(英語だって言い回しは多いですけどね)

OVから聞いた話だとボツワナ人は衝突が嫌いで、そもそも怒らない。
怒る事ははしたないと思っていて、ケンカなんてまずないです。
(そのかわり、やられて本当に嫌だった事は結構おぼえてるらしいので注意)

以前、他の日本人とこじれたボツ人を引き止めたことがありました。
穏やかなボツワナ人には珍しく、怒りで手が震えていました。

ボツ人「あいつが間違っている!俺は正しい、おかしいじゃないか!!」
(詳細は書けませんが、こんな感じ)

と1分くらい話をきいていたらある瞬間にスーーーーーーっと怒りが消えて行き
手の震えもとまり、いつもの穏やかな顔に戻って行きました。
それが手に取るようにわかったんです・・・

私「?????」
ボツ人「とにかく彼にあとで事務所にくるように言っといて」

え、忘れた?もしかして今、全部忘れた?!
コレがいつも我々ボランティアが困っている
教えても教えても次の日には全部忘れてるアレか?!

怒り分解酵素が分泌されているのか、
嫌な事は忘れる脳の構造なのか、
この人たちを研究したら
世界から戦争をなくす方法がみつかるかもしれません。

某ボランティアの活動現場。教えたこととか全部紙に書いて部屋中に貼ってある・・・
某ボランティアの活動現場。教えたこととか全部紙に書いて部屋中に貼ってある・・・

集中できないのと戦争ができないというのは表裏一体だと思う

過労死するまで働く日本人は復興のスピードも早いけど戦争に走るスピードも早い。
疲れたら休むボツワナ人は仕事は遅いけど戦争にはならない。

いきなり意見がひっくり返る謎の空気が日本にあって
反戦空気になると一気にデモがおきて、
参戦空気になると一気に竹槍もって突進してくる。
原発だって福島の事故がある前は大賛成だった人たちが一気に大反対になった。

集中して何かを成し遂げる力は相当なものの、
反面、間違えたときに戻れないのが日本の欠点だと思います。
それをここ70年とめてたのが9条だったりするんだろうね。

9条ですか?
アレは日本だから必要なんです。
ボツワナには要らないですね。


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1コメント

  1. せっかく楽しく呼んでたのに最後の写真でびっくりしました。
    せめて、閲覧注意とかかいてください。

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