命の危険が迫る!?あなただったらどうする?~ガーナの首都アクラで遭遇した、ある事件より〜

どうやら嘘じゃない、らしい。。。!?

血糖値を測ると看護師さんが数値を書き出してくれました。

トーゴの彼は高すぎて恐ろしいと言い、看護師に平均値を書いてくれと指示したので、素人の私たちにもこの数値が高いことが分かりました。

その後クリニック内の薬局に行ったものの、必要なインシュリンは売っておらず、代わりに近くの薬局を紹介されました。
歩いて10分ほどかかると聞き歩き始めようとした彼が、かなり焦っていて情緒不安定な様子だったので、彼を引き留め私がタクシーを捕まえました。

薬局を探し回る、時間がない!!

紹介された薬局では手に入らず、その薬局に紹介された次の薬局でも手に入りませんでした(その間のタクシーはずっと同じ)。
3軒目に行った薬局で1人店内に入った彼が、タクシー内で待っていた私たちを呼びました。

私はまた乗るだろうと思い、バックパックと買い物袋を車内に置いて店内に入りました。

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※写真はイメージですPhoto credit: James Cridland

欲しいインシュリンはなかったが、1時間ほど効果のあるテンポラリーの薬が手に入ったということで、そのお金は彼が自分で払いその場でお腹を出して注射針をチクッ。

少し安心した表情を見せました。
しかし今晩無事に過ごすためには、少し離れた薬局まで行き買わなくてはならないと言われます。

最初は滞在期間中のインシュリン、生活費を含め2,000セディ(約6万円)貸してほしいと言われたものの、私たちは手持ちでその額を持っていないと話しました。

それならばせめて今晩生き延びるために、1,000セディ(約3万円)だけでも貸してもらえないかと言われる。
確かに1,000セディ(歯医者に行きたかったので、多めに持って来ていた)ならば手元にあったが、安易に貸してもいいものか悩んだ。

在ガーナのトーゴ大使館に借りれないのかと聞くと、すでに電話はしたが休日だからか誰も応答しないと言います。

その場にいた薬局のスタッフにも、人命がかかっているからお金を借りることはできないかと聞いたが無理だと言われ、時間も18時をまわっていて焦る彼。

このままでは薬局が閉まってしまう・・・

彼は医者のところに電話をかけ始めたが、うまく交渉できていないよう。
その間も彼はかなり焦り軽くパニックになっていることがよく分かりました。

外ではタクシードライバーが「もう行くぞー」と言っている。

彼がドライバーのもとに行きお金を渡すのを見ながら、私はその間も迷っていましたが、遂に決心して帰ってきた彼に1,000セディを渡しました。

「私はあなたたちより年上だし、お金も持っているから必ず返すから。明日朝8時に連絡するから。」と念を押し彼はタクシーを捕まえ去っていった。

その後宿泊所方向に歩き始めたところで、荷物をタクシー内に置き忘れたことを思い出しました。。。

その結果。。。

ということで、バックパックの中に入っていたパソコン・ハードウェア(および全てのデータ)・眼鏡・荷物等々が全て消えてしまいました。

ご存じの通りガーナだけでなく多くの国において、荷物を忘れる=返ってこないことになります。ドライバーに悪気があったかないかは分かりませんが、完全に私のミスでした、、、無念。。

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