大手化学メーカーのカネカは、アフリカでの事業展開の加速を目的として、ガーナ共和国アクラ市にカネカグループとして初めてのアフリカ拠点となる駐在員事務所「カネカアフリカリエゾンオフィス(Kaneka Africa Liaison Office)」を開設しました。

カネカはアフリカの女性を向けに付け毛(エクステ)やカツラ用の合繊繊維「カネカロン」を販売しており、シェア6割という圧倒的な人気を誇っています。アフリカは欧州統括会社「ネカヨーロッパホールディング」の傘下に設置し、現地視点での市場調査、事業展開のサポートを行うことで、さらなるアフリカ市場の拡大を狙います。

アフリカで圧倒的シェアと人気を誇る化学メーカー「カネカ」とは!

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化学メーカーであるカネカは1949年、カネボウの前身である鐘淵紡績から分離する形で設立されました。1980年代からアフリカ市場に着目しており、エクステ(つけ毛)やカツラなどに使われる合成繊維「カネカロン」を供給してきました。

エクステやカツラはアフリカの女性にとって、髪のオシャレを楽しむ身近な手段として重宝されています。エクステ1パックの価格は約1ドル(約110円)と競合品と比べると割高ですが、日本の技術により実現した高品質な髪質が女性に好評でシェアは約6割という圧倒的な人気を誇っています。

安全で高品質な合成繊維でアフリカに新たなヘアスタイルを!

カネカは、長年に渡って現地のニーズを汲み取りながらカネカロンの改良を重ねてきました。例えば、雨季の突然の雨に対応すべく、水に濡れてもヘアスタイルが崩れない素材にしました。さらに料理の際に引火する危険性をなくすために難燃繊維も使用されています。

同時にカネカは、アフリカ人の美容師に新たなスタイリングを紹介するヘアスタイル教室を開催することで、オシャレの仕方と一緒にエクステを売り込んできました。またスタイリングコンテストを開催したり、ガーナ在住の日本人女性が現地のニーズを調査したりすることで、商品開発に活かしています。

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アフリカでの販売量は過去10年で約8倍と急拡大としており、2016年3月期のカネカロン事業の売上高は453億円でカネカ全体の売上高の約8%を占めています。

ローカル視点でニーズを掴む!ガーナ事務所設立で更なる飛躍を目指す!

アフリカ大陸は、54カ国で構成されており、それぞれ民族、宗教も異なり、経済発展も地域ごとで濃淡があるものの、豊富な地下鉱物資源、活発なインフラ投資と民間消費を背景に今後もますますの経済発展が期待されています。

ガーナ事務所は、頭髪装飾用合成繊維「カネカロン」事業のサブサハラ以南アフリカにおける、さらなる拡大をサポートしていきます。その他の事業についても市場調査、商機の探索を行い、現地視点でその成長戦略を具体化することで、アフリカ市場の成長力を最大限に取り込み、アフリカでの事業展開を加速させます。

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Kaneka Africa Liaison Office(カネカアフリカリエゾンオフィス)の概要
・事業内容:カネカロン事業展開の促進、他事業の市場調査及び展開支援
・開設日:2016(平成28)年4月25日
・所在地:ガーナ共和国アクラ市
・所長:瀬古裕


引用元:カネカ プレスリリース
参照元:カネカ(平成28(2016)年3月期(第92期) 報告書 )

※写真はイメージです。
Cover Photo credit: Dietmar Temps via Visual Hunt / CC BY-NC-SA

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