ユニセフ(国連児童基金)の親善大使を務めるイングランド出身の元サッカー選手、デイヴィッド・ロバート・ジョゼフ・ベッカムが、南部アフリカのスワジランドを訪れました。自身が2015年に設立した『7(セブン):デイビッド・ベッカム・ユニセフ基金』がサポートする、HIVと共に生きる子どもたちへの支援現場の視察を行いました。

ベッカム大使はこの訪問の中で、東部・南部アフリカの広域で起きている過去数十年で最悪の干ばつの影響を目の当たりにし、HIVと共に生きる子どもたちや家族が、この危機によってさらなる苦難に晒されていることに警鐘を鳴らしました。

UNICEF Goodwill Ambassador David Beckham meets Sebenelle, 14, in Makhewu, Swaziland

HIV感染率が世界で最も高い国、スワジランドとは。

アフリカ南部に位置するスワジランドは、四国ほどの国土に約100万人が暮らしています。肥沃な土地、温暖な気候、水・鉱物資源等の好条件に恵まれる一方で、HIV感染率が世界で最も高い国です。 また、近年干ばつによる食糧危機が断続的に発生しており、エイズの影響による生産者の減少がスワジランドの農林業を悪化させる原因ともなっています。

最大規模のエルニーニョによって被害を受けるアフリカ諸国!

2014年と2015年、過去50年で最大規模のエルニーニョによって干ばつの被害が悪化し、東部・南部アフリカ全体で、水源が枯れ、作物に被害が出ました。現在起きている危機は、この地域の10カ国に食糧危機を引き起こすなど前例のない規模となっており、約2,600万人の子どもたちが影響を受けています。

ユニセフによると、南部アフリカでは、3,160万人(うち1,600万人は子ども)が、2016年中に食糧支援を必要となると予想されています。東部アフリカでも、1,950万人(うち1,050万人は子ども)が、2016年中に食糧支援を必要となる見込みです。特にエチオピアでは、1,020万人(うち600万人近くは子ども)が影響を受けており、状況は深刻です。

また2016年、東部・南部 アフリカで100万人以上の子どもたちが、重度の急性栄養不良の治療ケアを必要としています。アンゴラ、マラウイ、ジンバブエでは、2015年と比べてその数は倍増しています。

ベッカムがスワジランドを訪問!基金設立に込めた想いとは!

UNICEF Goodwill Ambassador David Beckham meets Sebenelle, 14, in Makhewu, Swaziland

2015年にベッカム大使は、ユニセフ親善大使の就任から10年を迎えたのを機に『7』基金を設立しました。この基金を通じてベッカム大使は、スワジランドのHIVと共に生きる子どもたちのように、世界で最も厳しい立場に置かれている子どもたちへの支援を行っています。

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