ベッカム、HIVの深刻なスワジランドを訪問。ユニセフ親善大使として基金設立でアフリカを支援!

ベッカムがスワジランドの子どもたちとした約束!

今回の訪問でベッカム大使は、ルボンボやシセルウェニ地域で、貧しさにあえぎながらHIVと共に生きる人々と会いました。『7』基金は、今後3年間、ユニセフ・スワジランド事務所のHIV/エイズ分野の活動資金を支え、年間予算の27%を調達することを約束しています。ベッカム大使は、今回の訪問に関して、次のように話しています。

UNICEF Goodwill Ambassador David Beckham meets Sebenelle, 14, Makhewu, Swaziland

「昨年、私は『7』基金をユニセフとともに設立しました。子どもたちのためにより安全な世界をつくる手助けをしたかったからです。スワジランドを訪問し、基金を通じて集まった資金がHIV/エイズの影響を受けている子どもたちの健康と安全を守る現場を支えていることを、この目で見ることができて本当に嬉しいです。私が出会った子どもたちの多くは、エイズで両親あるいは片方の親を亡くしています。その中には私の子どもたちと同い年の子どももいました。私自身、4人の子どもを持つ父親として、HIVと共に生き、日々困難に直面する子どもたちの話を聞くことは、決して容易ではありませんでした。干ばつの危機によって、彼らの生活は今、さらに悪化しているのです。

HIV感染によって、非常に脆弱な立場にある子どもたちは、壊滅的な影響をもたらすであろう干ばつの新たな危機によって、さらなるリスクに晒されています。東部・南部アフリカの多くの子どもたちが、飢えや水不足、病気のリスクにあります。これらの子どもたちが世界から忘れ去られることなく、必要な支援が届けられるよう、私は声を挙げていきます。そして国際社会に向けて、子どもたちが切に必要としている、命を守る食糧、医薬品、安全な水を提供できるよう、ユニセフが現地で行っている活動を支えてくださることを求めます」

人道支援を提供!ユニセフの取り組みとは!?

ユニセフは東部・南部アフリカの各国政府やパートナー団体とともに、干ばつの影響を減らし、命を守る人道支援を提供するため活動しています。2016年の活動支援として緊急に必要な資金は2億2,600万米ドルに上っているのに対し、集まっている資金は半分以下です。また、危機下にある子どもたちのニーズは非常に大きく、人道支援は追いついていません。

ユニセフ東部・南部 アフリカ地域事務所代表のレイラ・パカラは「過去35年間で最悪のこの干ばつは、この地域全体の子どもたちをさらなる苦境に追い込み、何百万人もの人々の命と生活を危機に晒しています。世界のHIV流行の中心である南部アフリカ地域の、HIVの影響を受けているコミュニティほど、そのことが顕著な場所はありません。HIVと共に生きる人々は、食糧危機、栄養不良、収入の激減に対応することが極めて難しいのです。この地域で積み上げてきた、HIVの予防や治療に関する取り組みの前進を守るためには、慢性化している干ばつがこの大陸の多くの子どもたちや家族に及ぼしている影響を最小限にするため、国際社会が緊急に取り組むことが必須なのです」と述べています。


引用元:プレスリリース
写真の提供:(公財)日本ユニセフ協会

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