日本の伝統的な「富山の置き薬」をアフリカに普及することで、「アフリカの医療環境を本気で変えたい」と奮闘する、NPO法人 AfriMedicoの設立から1年が経過しました。セネガル料理を食べながら、タンザニアでの活動進捗状況についての話が聞けるイベントが7月9日に開催されます。アフリカの医療環境について関心がある方、ソーシャルビジネスに興味のある方は参加必須です!

日本の伝統的仕組みでアフリカの医療を変える、AfriMedicoとは!?

NIGER 啓発活動 (村での啓発)

AfriMedicoは、“医療を通じて、アフリカと日本をつなぎ、健康と笑顔を届ける”をミッションに活動しているアフリカ医療支援NPO団体です。

アフリカにはインフラの未整備や貧困によって、 十分な医療を受けることができない人々が多く存在します。病気にかかっても病院は徒歩で1時間以上かかり、到着してからも長時間待たされる上、高額な医療費が支払えないので重症化するまで診察を受けに行けない、という環境により、本来ならば助かる可能性のあった命が失われてしまうケースも多々あります。

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AfriMedicoは、「そうしたアフリカの医療環境を本気で変えたい。また、医療貢献活動を通じて、アフリカと日本の架け橋をつくっていきたい」という想いから、日本の伝統的な「富山の置き薬」(配置薬)の仕組み をアフリカに広めるべく活動しています。

日本で作られた高品質な医薬品をアフリカに届けることで、①アフリカの人々の健康の向上、②日本の製薬業界の更なる発展、に貢献し、世界の医療環境を改善することを目指しているそうです。

富山発!家に常備されている「置き薬」の仕組み

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「置き薬」(配置薬)とは家庭や公共の場(学校や企業など)に基本的な薬剤のセットを置いておくサービスで、江戸時代に「富山の薬売り」から始まり、現在まで続いている一般用医薬品の販売方法の1つです。

「置き薬」箱の中には、風邪薬、消毒薬、鎮痛剤、下痢止め、軟膏など汎用医薬品が入っています。消費者は、家に置かれた「置き薬」箱から必要なときに必要な量を使用し、代金を後日使用した分だけ支払います。

この仕組みにより、患者さんは症状が軽いうちに必要な医薬品を使用することができるので、置き薬は頼れる「ホームドクター」とも言えます。

2014年 配置薬_修正済み

富山県でなぜ「置き薬」が流行したのかというと、1)インフラ整備が整っていなかったから、2)保険がなく医療費が高額であったから、3)村単位で生活を送っていたからと言われています。

「置き薬」は国民皆保険制度が整うまで、日本で大きく発展し、最も普及していたころには近畿地方の約80%の家庭に置かれていたとの報告もあるそうです。

現在、配置薬モデルはアジアを中心に様々な国々に輸出されており、病気の重症化を防ぎ、人々の医療知識を増やしたりすることで健康に寄与しています。

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