アフリカの「子どもの花嫁」、2050年には倍増の3億人以上になる恐れ。

[NAME CHANGED] On 14 November 2015, Amina Kamara, 15, washes laundry with her son Ali, 6 months carried in a sling on her back at home, in Motonko Village, Ribbi Chiefdom, Moyamba District.

現在、ザンビアの首都ルサカで児童婚の終焉をテーマとする、アフリカ初の「ガールズサミット」が開催されています。このサミットに合わせて、ユニセフ(国連児童基金)は、アフリカの児童婚に関する統計報告書を発表しました。、アフリカにおいて児童婚を強いられる「子どもの花嫁」の数が、2050年までに、現在の1億2,500万人から3億1,000万人へと倍増する恐れがあると指摘しました。

現在、世界全体で7億人以上の女性が18歳未満で結婚しており、そのうちの1億2,500万人がアフリカの女性です。アフリカの急激な人口増加により、アフリカの女の子の全人口は、現在の2億7,500万人から2050年には4億6,500万人になると推計されています。その結果、児童婚の割合が減少をしても、総数は増加してしまいます。

児童婚は子どもの権利の侵害であり、子どもの成長発達に悪い影響を与えます。女の子は妊娠・出産による妊産婦死亡リスクが高まるほか、暴力や虐待、搾取の被害も受けやすくなります。また、学校を中途退学するリスクも高まります。 アフリカ以外の地域においては、子どもの花嫁の数は年々減少していく見込みです。未だ世界には児童婚が強いられている環境が存在することを忘れてはいけません。


引用元:PR TIMES
Photo by:
© UNICEF_UNI202461_Kassaye

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