エルニーニョの影響は終息せず!アフリカ各国の被害情報をまとめた報告書をユニセフが発表!

「多くの子どもたちと彼らのコミュニティが、生き延びるための支援を必要としています。ラニーニャが人道危機を悪化させる事態に備える支援も必要です。また、より強力で頻度の高い異常気象を引き起こす気候変動への適応と減災を強化する支援もしなければなりません」とユニセフの緊急支援プログラム部部長のアフシャン・カーンはコメントしています。「同じ子どもが、エルニーニョの影響を受け、ラニーニャの脅威にさらされ、気がつくと気候変動の最前線に立たされているのです」

アフリカ各地のおけるエルニーニョの影響

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  • アンゴラ:140万人(内75.6万人が子ども)が食糧危機。9万6,000人の子どもが重度の急性栄養不良
  • スワジランド:30万人(人口の1/4近く)に干ばつの影響
  • レソト:53万人(内31万人が子ども)が食糧危機。子どもの12.3%が慢性的な栄養不良
  • マラウイ:280万人(内150万人が子ども)が食糧危機。5歳未満児の半数に発育阻害の兆候
  • エリトリア: 特に低地で5歳未満児の栄養不良が深刻
  • エチオピア:過去50年で最悪の干ばつ被害。1,020万人(内600万人が子ども)に食糧支援が必要になる見込み
  • マダガスカル:干ばつが深刻な南部で、その地域人口の80%に相当する110万人が食糧危機
  • ジンバブエ:280万人(内150万人が子ども)が食糧危機
  • ソマリア:38万5,000人が食糧危機。緊急支援がなければさらに130万人が食糧危機に陥る恐れ。急性栄養不良の5歳未満児が10万人
  • モザンビーク:150万人が食糧危機。今後19万人の子どもが栄養不良に陥る恐れ

報告書『エルニーニョは終わっていない-子どもたちへの影響』原文はこちらから!


画像提供:(公財)日本ユニセフ協会
記事引用元:エルニーニョ報告書 子どもたちへの影響は終息せず 世界で飢餓、栄養不良、病気の蔓延に警鐘【プレスリリース】

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