アフリカ農村の教会に行ってきた!〜マラウイ人の宗教観とは!?〜

マラウイ人にとって宗教とは?

※ここからは私の宗教観にも関係するので、一意見としてとらえてもらえたらと思います。

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マラウイ人にとって宗教は、生活と切り離せない大切なものだということを最近思うようになりました。

毎週教会・モスクにいくという行動だけでなく、マラウイ人の国民性という心理的な面について宗教の影響が大きい気がします。

例えば、今日教会で牧師さんの教えに以下のようなものがありました。

<例1>牧師さん:「人が2人3人集まると、そこに神様が来てくれる。神様があなたたちのために祈ってくれる。」

マラウイはとても人と人との距離が近い文化。
いつも皆誰かしらと一緒にいて、一人孤独な人はみたことがありません。

また、外国人だから宗教が違うからといって差別せず、基本は誰でもそのまま受け入れる心の広さを持っています。
私が一人でいたら。「一緒に食べる?」「一緒にくる?」と気にかけてくれます。

そんなほかの人を許容する暖かい心は、この教会の教えから来ているんじゃないかと思いました。

<例2>牧師さん;「もし神様から何かをもらったならば、それをほかの人にも与えなさい。そうすればまた神様があなたに与えてくれる。」

マラウイでは自分が貧しいにも関わらず、他の人を助けるという文化があります。

例えば高校を中退せざる終えないくらい貧しいのに、同じく貧しい子供たちのために幼稚園を運営し、自分も募金をしているマラウイ人の友人がいたり。

いつもお金に困っているというのに、ホームレスが家に来ると主食トウモロコシの粉を恵んであげたり。
この助け合いの文化、分け合う文化は、この教えに基づいているんじゃないかと思いました。

マラウイは、初等教育がほとんどひどいありさまなので(先生に対して生徒の数が多すぎる)、算数や英語などの基本教科でいっぱいっぱい。

道徳を教える授業は、基本ほとんどありません。

参考:初等教育についての問題はこちら!

じゃあ道徳を誰が教えるのか。なぜ心優しい人になれるのか。

その答えが宗教なんだと思います。

小さい頃からお母さんと一緒に教会・モスクに通い、どんな人間でいるべきか、道徳とは何かを学びます。

マラウイの社会を秩序立て、皆が安心して暮らせる社会を保っているのが宗教。
マラウイがマラウイであるために、宗教は欠かせないのだと思います。

じゃあ日本はどうなのか。
日本の宗教って何なのか。宗教心が薄いメリット・デメリットは?

この持論は揉めそうなのでまた今度!笑

宗教について考える機会は日本では少ないですが、宗教があるのが世界のスタンダード。

しっかり自分の意見を持っておくのが大事だなあと思います。

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