アフリカ・マラウイで半年生活するとこうなる!〜自分に起こった4つの変化〜

②豊かさって何だろう?

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日本で生活しているとき、豊かさというとお金やモノ、社会的なポジションに関連していました。

疲れをいやすためにマッサージに行ったり、欲しいバックを買ったり。
そんな願いを叶えるためには、いつもお金が必要で、お金に困ると「辛いな」と思いがちでした。
また時間に追われ、仕事が忙しくて、大事な友達の約束を断ったり、親と会話する時間が減ったりしていました。

一方でマラウイでは「お金」が豊かな人はほとんどいませんが、毎日楽しんで生きている人はたくさんいるように思います。

お金は最悪あまりなくても、自分で農作物を栽培しているので、その日のご飯は手に入ります。
また助け合い文化が根付いているので、ご近所さんと交換したり、恵んでもらったりすることもあります。

お互い助け合うという文化は、心の安定につながっているんだなあと思います。

また時間がゆるやかに流れているので、あせったり、ストレスを感じたりすることが少ないです。

毎日楽しむという豊かさ。

経済的な豊かさだけではなくて、マラウイにはマラウイなりの「豊かさ」がある気がします。

③「国際協力」が何となくわかってきた

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青年海外協力隊は国際協力事業の一つですが、途上国で暮らしてみてはじめてわかる国際協力の現場がありました。

大学の時4年間、「国際協力」について大学生なりに勉強したと思っていましたが、
やっぱり机上で知るのと、実際の体験をもとに知るのとでは違っていました・。

大学やセミナーで勉強しているときは、「国際協力」は一つの学問のカテゴリーで、どうしても遠い世界の出来事という感じでした。

日本人にとって「国際協力」は与える側。

「どうしたら途上国で苦しむ人がいなくなるんだろう」「貧困や紛争がなくなるんだろう」と、遠い世界で暮らす人々への思いやり・同情や正義感から成り立っていたような気がします

マラウイに来てみて、「国際協力」は、マラウイ人にとっての日常で生活の一部ということを知りました。

例えば町で大規模な音楽イベントが開催されるとなれば、ほとんどのイベントがNGO絡みだったり。
今年の収穫量が少なくて食べるものがない・・となれば、頼る先は国際機関の援助だったり。
大学に行くお金がない・・となれば外国人に援助を頼んでみたり。

政府の予算の4割が援助金から成り立っているマラウイでは、公務員の給与も援助からきています。
困ったなら援助、と直結して考えます。

マラウイでは、社会を支える根幹となっている「国際協力」。

正義感や思いやりなどのきれいごとを抜きにして、「国際協力」が汚職まみれであっても、みじめさにつながっても、生活から取り除くことはできません。

マラウイにきて、「国際協力」は正義や思いやりのために行うのではなく、先進国と途上国間で行われる一つの世界規模な仕組みと捉えなければならないなと思いました。

きれいごとだけじゃだめだということを知りました。

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