マダガスカルの数字とお金にまつわるややこしい話〜ミクロな視点と2つの通貨〜

お金や数字は、現地で済むだけでなく旅行で訪れる際にも避けては通れません。
今回は、アフリカのマダガスカルの数字とお金にまつわるややこしい話を紹介します

マダガスカルの数字の数え方はミクロな視点から。

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マダガスカルでは数字の数え方は独特で、下1桁から読み上げていきます。

例えば、「1,234」という数字は「四と三十と二百と千」という形で伝えます。
日本語や英語、フランス語は大きい桁から読み上げていく形式なので、慣れるまでが大変。

また「五百と二」という言い方をされた時は「2,500」という意味。最後の数字の単位はしばしば省略されます。

お金は2つの単位を併用

マダガスカルでの今の通貨はAriary(アリアリ)。かわいいでしょ?銀行や両替所ではMGAと表記されます。

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マダガスカルのお札。

ただし、この国には植民地時代の通貨、Madagascar Franc(通称フラン)の名残があることも忘れてはいけません。独立後の1961年から2004年まではこのフランとアリアリが併用されており、2005年からアリアリ単独通貨となりました。(→ Wikipedia )

当時のレートは1Ariay = 5 Madagascar Francの固定レート。

アリアリの単独通貨となって以来10年以上経過してもなお、当時のレートのままフランで説明する人も少なくありません。

例えば、こんな感じ。
私:「このリンゴいくら?」
お店の人:「1kg 10.000だよ!」
私:「(高いな・・・)フラン?それともアリアリ?」
お店の人:「フラン」
私:「ってことは2000アリアリね」
なんていう会話を繰り返しています。

お米や豆にはkgあたりの値段が記されています。
お米や豆にはkgあたりの値段が記されています。

傾向としては、数字をマダガスカル語で読み上げる時はアリアリの金額で、フランス語で読み上げる時はフランの金額を言ってしまう…というに見受けられます。

とはいえ、マダガスカルでは数字については日常的にフランス語とマダガスカル語を混ぜて使っているため、非常にややこしい。

みなさんもマダガスカルにお越しになる際は、2つの通貨が入り混じっていることをお忘れなく!

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