ナイジェリア、南アフリカで自動車製造が進む!

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自動車メーカーは自動車製造拠点の設置をアフリカに近い地域で進めつつあり、中でもナイジェリアはアフリカでの主要な自動車製造拠点の1つとなっています。ナイジェリアでは、日産自動車やフォード・モーター、フォルクスワーゲン(VW)が現地パートナーと現地車両組立工場の稼動を既に開始しているほか、三菱自動車も同国進出計画について言及しています。この様な動きの多くは、ナイジェリア政府が導入した、大幅な関税引き上げによる中古車の輸入台数の制限を目的とした「自動車産業開発計画(NAIDP)」が背景にあります。

また南アフリカでは、BMWやトヨタ自動車、VW、フォードが国内自動車セクターに向けた投資を拡大し、稼動や生産能力の増強を図っています。同国での自動車メーカーによる投資拡大の背景には、国内経済の停滞に伴う需要減退による輸出市場の拡大があります。南アフリカからの自動車輸出台数は現在増加しつつあり、自動車メーカーは南アフリカを自動車製造拠点として活用することを進めつつあります。この様な主要メーカーによる投資拡大は、南アフリカのみでなく、アフリカ大陸全土における進出拡大も示唆しています。

自動車メーカーのアフリカ進出におけるリスク!

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一方で、アフリカの自動車市場は現状では発展途上の段階であることに加えて、国内経済が同産業に直接的な影響を及ぼすという特徴もあります。「アフリカの経済は原油価格や鉱物資源の価格の変動に大きく左右されるため、経済状況の変動に応じて、自動車市場も大きく影響を受けることになります。エジプトは現状での自動車普及率が1000人あたり43台と成長余地が大きい(アルジェリアは114台、日本は476台)が、アルジェリアやナイジェリア等に比較して、税制に関連したコスト高から、現地車両組立工場の減少が続いており、これも国内消費に少なからずマイナスの影響を与える可能性があります」と、フロスト&サリバンのモビリティ部門の森本尚シニアコンサルタントはコメントしています。

2016年から2017年にかけて、アフリカの多くの国々における経済成長の鈍化は、自動車市場にもマイナスの影響を及ぼすと予測されます。しかし、ナイジェリアやケニアにおけるローカルコンテント政策によって、国内の車両組立事業の拡大が進み、2017年以降には特に高級車やハッチバック及びピックアップトラックのセグメントにおいて、さらに多くの自動車メーカーがアフリカ市場に進出していくことが期待されます。


記事提供元:【フロスト&サリバン】アフリカ自動車市場:2025年に向けて成長拡大が期待

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