アフリカ・マラウイのゴミ山に行ってきた!〜ひどい衛生状態の中で生きる人たち〜

「あなたも同じ人間だよね?」

今回のゴミ山問題で一番胸に刺さったのが、

「あなた達日本人も私たちマラウイ人も同じ人間だよね?」

と何度も言われたこと。

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ゴミ拾いをしていた兄ちゃんたち

「やってみなよ!」とゴミを掘り起こす棒を渡されて、一緒にゴミ堀りしたり。
「袋が売れるんだ!」って一緒に袋を探したり。

途中までは一緒にやっていたのですが、
あまりに悪臭がすごく、口を開けるとハエが入ってきそうで
途中からは精神的に体が拒否し始め・・・
何もできなくなりました。

「あなたも私も同じだよね?」って聞かれて、「もちろん!」って答えたけど、
結局、私は同じ人間にはなれません。

彼らもきっとお金があったら最悪の衛生状態の中、ゴミを漁るなんてしたくないはず
もし食べ物があったら、ゴミ交じりの牛乳なんて飲まないはず。

同じ感覚を持った同じ人間ですが、
彼らがゴミ漁りをするのは、そうしないと生きていけないから。子供が育てられないから。

首都リロングウェのゴミ問題なので、政府はこの問題をきっと認知しているはず。
でも解決には、相当な努力が必要だと思います。

今ゴミ漁りをしている彼らに職を与えたところで、他の貧困層がまたゴミ漁りを始めるでしょう。
ゴミ山をなくすために、焼却場を作るような予算はマラウイ政府にありません。

問題の解決はまだまだ先な気がします。

その間に何人、このゴミ山で人が病気になって亡くなるのか。

解決のために、何ができるのか。
諦めじゃないですが、今の私にはわかりません。

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