日本では仕事しすぎて人が死ぬらしい。 ボツワナで過労死は今の所きかないな。

私はプロフィールにある通り、協力隊に参加する前、 広告制作会社に約8年勤めていました。
この業界で働く女子は亡くなった高橋まつりさんのツイッター(報道で抜粋)にあるような扱い
結構な割合で受けている人がいると思います。
というか、私もこういう人間否定されるようなこと言われていました。

日本社会なんて、社内のみならず
クライアント企業からの人間否定発言なんて珍しくもないでしょう。
出世しようと下っ端でいようと逃れられない。
ビジネスに個人的感情から出てくる言葉がついてまわる社会なんです。

「自身の成長の為にこれくらいのことは乗り越える必要がある」という感覚が背景にあり
これを何の権限もない社員が変えることは無理です。
ただ、上の人たちが話す「自分も乗り越えたらから今があるんだ!」 という気持ちは
実際わからなくもなく、 でも、このやり方ではいつか破綻すると思いませんか?

ボツ人の残業と休日出勤・・・大丈夫なんだろうか?

私のいる国立博物館は残業と休日出勤があります 笑
博物館は他組織から「ボツワナなのに働くよね?!」って言われることが多いんです。
そうなんです。トップ2人がすごくて、土日出勤・残業いとわないから部下にもそれをやらせる。
過労死が出ないか心配になります。
ボツワナ独立記念日前の残業物語はこのブログ参照

ボツワナ休日出勤はこのブログ参照

ちなみに9月はワーキングタイムに頻発した停電のせいもあり、ほぼ毎週土日出勤状態のオフィサーがほとんどでした。

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この緑の庭を作るため、館内のガーデナーはこの3ヶ月、土日出勤の連続だった模様です。

ボツワナのオフィサーは残業をする前には必ず、上司の判子を書類に押してもらわなければなりません。
残業に値する仕事だと認定されなければならないんです。
ペーパーワークが複雑なので、上司も残業は推奨しません。

また、ガーデナーやクリーナーなどもともと仕事の給料が安い人は、残業代ほしさに喜んで休日出勤します。
ある程度生活に困るだろうとふんで上司もサインしている部分がある気がします。

ちなみに9月は停電もあいまってほぼ毎週土日出勤状態のオフィサーがほとんどでしたが
独立記念日後は真っ白に燃え尽きたので、みんな長期の休みをとっています。

日本の場合、ここから新たなプロジェクトがスタートして
息継ぎすることもないんでしょうね。

仕事量に対して思う、残業は本当に必要なのか?

博物館ではトップが後から「ここやっぱりこうしたい」「なんでやっておかないんだ、お前が悪い」という
トップが後からゴリ押しで 最後に口出ししてきます。裁量権を部下に与えない。
結果、部下たちがテンヤワンやになってしまっている。
だから部下達も、自分の意見なんか言っても無駄だと思ってるし
事前に対処しようという意思が既になく、「残業して終わらせる」が常態化しています。
もちろん、部下の確認不足は否めないけれど、
トップに言い返せない強烈なトップダウン組織であることと、
上層部のマネージメント能力の欠如が残業時間の主な原因かな、とはたから見てると思います。

このへんは日本と似ている構造なんじゃないかと思います。
ビッグボスが存在し、スタッフが絶対服従。
結果、残業するような仕事量ではない・・・
私が外国からきたボランティアという客観的な対場にいるからこう思うんでしょう。
日本も外人からみたら似たようなものかもしれません。

ただ、ここでもボツワナと日本の大きな違いは
日本の偉い人:「残業するような仕事量じゃない、お前ができないのが悪い、残業つけるな、残ってやれ。てか死ね」
ボツワナの偉い人:「20時までに終わらせろよ!!」→やれない場合は徹夜のこともあるし、プロジェクトが延期になることもある。→ハホナマタータ(魔法の言葉)終了ッ!!死んだりしません!!!
というところですね。

怒鳴って殴って死ぬ気でやらせるのが日本。
ボツワナは怒鳴ったり殴ったりするような事態にはなりません。
以前の記事でも書いてますが、「怒る事ははしたない」という文化だからです。
部下に罵声なんてとんでもない。

やっぱ、死ぬまで頑張るって文化は変えようがないようです。

色々、最後のごり押しが大変だった展示室。
色々、最後のゴリ押しが大変だった展示室。

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Hiromi Ame
グラフィックデザイナー。東京の広告制作会社2社に合計約8年の勤務を経て、2014年7月より青年海外協力隊で南部アフリカのボツワナに派遣、国立博物館の制作部にデザイナーとして配属されています。アフリカにいながらカンボジア(東南アジア)のNGO団体の広報活動の仕事もしていたりします。他国ボランティアからデザインの仕事も引き受けていますので、お気軽に連絡ください。